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悪と往生 親鸞を裏切る『歎異抄』 中公新書
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悪と往生 親鸞を裏切る『歎異抄』 中公新書

山折哲雄(著者)

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悪と往生 親鸞を裏切る『歎異抄』 中公新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2000/01/25
JAN 9784121015129

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みんなの感想まとめ
  • 悪と信仰の葛藤
  • 唯円の懐疑
  • 親鸞の教えの真実
  • 信仰と自由のパラドクス
  • 正統と異端の境界
  • 信仰の道の孤独
  • 歎異抄の裏切り者
  • 宗教的テーマの探求
  • 自己理解の新視点
  • 真実の探求と愛情

宗教的なテーマを深く掘り下げたこの作品は、唯円が『歎異抄』を通じて親鸞の教えを継承しようとする姿を描いています。著者は、唯円の懐疑と彼の弟子としての葛藤を通じて、信仰と自由の間に横たわるパラドクスを探求しています。親鸞の教えが真実であるならば、彼の言葉もまた真実であるべきという信念に対し、唯円はその理解に至らず、師に対する愛情と裏切りの狭間で揺れ動きます。作品は、唯円とユダの関係を重ね合わせ、信仰の道における個の孤独や、正統と異端の境界を超えた真実の探求を描写しています。読者は、宗教的な教義や信念に対する深い考察を通じて、自己理解や他者との関係について新たな視点を得ることができるでしょう。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2014/02/27

唯円の『歎異抄』をめぐって著者の考えを記した比較的自由なエッセイです。宗教に帰依する、ないし師の教えにしたがうことと、それによって自由を得ることとのあいだのパラドクスが主題になっています。 親鸞の死後、弟子や後学の者の間に、他力の宗旨についてさまざまな疑惑が生じました。親鸞が生...

唯円の『歎異抄』をめぐって著者の考えを記した比較的自由なエッセイです。宗教に帰依する、ないし師の教えにしたがうことと、それによって自由を得ることとのあいだのパラドクスが主題になっています。 親鸞の死後、弟子や後学の者の間に、他力の宗旨についてさまざまな疑惑が生じました。親鸞が生前に語ったことばを記すことで不審や疑惑の念を一掃したいと考えた唯円は、『歎異抄』を執筆します。著者は、そうした唯円の姿を、太宰治の『駈込み訴え』に描かれたユダの姿に重ねあわせて理解しようとしています。太宰は、イエスに対する愛に導かれて師を売り渡した弟子として、ユダを描きました。著者は、唯円もまた、親鸞の墓の前で、自分こそが師の教えをもっともよく理解しており、ほかの弟子たちの誰よりもあなたを愛していると訴えるようにして、『歎異抄』を書き継いだのではないだろうかといい、だがそのことがまさに、親鸞に対する唯円の裏切りを表わしているのではないかと論じています。 親鸞は、阿弥陀如来の本願が真実ならば、釈尊のことばも、善導のことばも、法然のことばも、そして親鸞のことばも、偽りであるはずがないと確言していました。彼は、正統と異端の区別を越えて、一直線に阿弥陀如来のもとに直結しているという確信だけがあったのだと著者はいいます。しかし唯円は、阿弥陀如来への帰依を語る親鸞の思想を、ついに理解するには至りませんでした。彼は、師に帰依するところにとどまって、阿弥陀如来と一つになってこの世で働く「無上仏」の境地を知るには至らなかったと、著者は主張しています。

Posted by ブクログ

2011/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 親鸞の教えと『歎異抄』の間には絶対的な距離がある。 この距離の意味を考えない限り、日本における「根元悪」の問題も、「悪人」の救済という課題も解けはしない。 中世以来、あたまの人々の心を捉え読み継がれてきた『歎異抄』は、弟子・唯円の手になる聞き書きであった。 だがその唯円は、「裏切る弟子」=ユダではなかったか。 本書は、現代社会に濃い影を落とす「悪」という難題に正面から対峙して立つ。 ―著者の親鸞理解の到達点。 [ 目次 ] 1 悪と罪 2 「宿業」と「不条理」 3 裏切る「弟子」 4 唯円の懐疑 5 唯円とユダ 6 正統と異端 7 個とひとり 8 「親鸞一人」の位相 9 「自然」と「無上仏」 10 唯円の作為 11 住生について [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

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