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風よ ヴェトナム 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2000/12/01 |
JAN | 9784101241135 |
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風よ ヴェトナム
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ヴェトナム・ボートピープルのその後を描いた小説。どちらかというと歴史背景を学べる小説って感じ。無力感、喪失感、拒絶感、切なさ、悔しさ、etc… だけど、どこかサッパリ諦めているようなすがすがしさもある。ヴェトナム人特有の強かさがでているのかな。 この本を読むとヴェトナムの印象が悪くなると思う。けれど、それはどこの国でも当たり前にある汚らわしさ、マキャヴェリズムのようなもの。だから単純に嫌悪するのは筋違い。 政治に翻弄されるか弱い市民の「我慢」の物語なんだろうなぁ。 先にあとがきを読んでから読むといいと思う小説でした。個人的に。 あと、ヴェトナムのボートピープルの話だけじゃなくて、江戸時代の鎖国によって日本から閉め出された日本町をつくっていたホイアンの日本人たちの事も書いてあって、総合的な日越関係の歴史の物語だなと感心した。 だからなんか説明的で、小説としてのカラフルさはなかったかな。 あとがきでも書いてあったが、内容は重い。でも、どこかサッパリとあきらめがついているような感じがする。 これは東南アジアの人々の軽さというのか、まさに、風が吹き抜けたような小説だった。 という感想で締めよう。
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都合がよくいろいろ出的すぎる感じはあるが、15年前のベトナムってこんな感じだった、が本当によく出ている。ある意味何も起きないのがこの作者らしくてよい。
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1990年代中頃のヴェトナムが舞台。 ヴェトナム戦争、アオザイ・・・と、少ない知識で読み始めた。 解説に『血と涙のヴェトナム史』とあるように、その歴史は戦争と紛争の重い歴史。そして、祖国に見捨てられた人たち。それは、日本の歴史にも・・・。江戸幕府の鎖国令により見捨てられた日本人の...
1990年代中頃のヴェトナムが舞台。 ヴェトナム戦争、アオザイ・・・と、少ない知識で読み始めた。 解説に『血と涙のヴェトナム史』とあるように、その歴史は戦争と紛争の重い歴史。そして、祖国に見捨てられた人たち。それは、日本の歴史にも・・・。江戸幕府の鎖国令により見捨てられた日本人の墓がヴェトナムに。 北朝鮮により拉致された人達の事が頭に浮かんだ。祖国は国民を、けして見捨ててはいけない。
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