十月のカーニヴァル(1) 異形コレクション綺賓館 カッパ・ノベルス異形コレクション綺賓館1

都筑道夫(著者), 山田正紀(著者), 笠井潔(著者), 篠田真由美(著者), 山田風太郎(著者), 菊地秀行(著者), 内田百間(著者), 宮沢賢治(著者), アンソロジー(著者), 井上雅彦

• 内容紹介: 内容:かくれんぼ 都筑道夫著. オクト-バ-ソング 山田正紀著. 黒いオルフェ 笠井潔著. 虚空より 篠田真由美著. 移動遊園地 私市保彦著. ボクの死んだ宇宙 竹本健治著. 笑う道化師 山田風太郎著. 祭にはつきものの… 菊地秀行著. 蜥蜴 内田百聞著. 十一月一日 早見裕司著. 祭の晩 宮沢賢治著. 秋祭り 菅浩江著. 集会 萩尾望都著. ロッキ-越えて 奥田哲也著. かごめ魍魎 秋里光彦著. 死女の月 田中文雄著. 廃屋を訪ねて 中井英夫著. 蜘蛛男爵の舞踏会 竹河聖著. 血の季節 小泉喜美子著. 夜会も終わりに 井上雅彦著
• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2000/10/25
• JAN: 9784334074074

商品レビュー

2024/09/30

表紙、申し訳ないけどシュールやない？？？？文字通りのカボチャ頭……。
こんなにタイムリーに読むことになるとは。

綺賓館シリーズはカッパ・ノベルスで二段組の長方形文庫本デザインなんだな。
こちらは過去の名作と本書書き下ろし作品を半々ずつ、みたいな感じ。

都筑道夫「観覧車の影」唐突に主人公の気が違ってしまい……みたいな破滅ENDってやっぱ怖いよな…。他人事じゃないからかな…。
笠井潔「黒いオルフェ」インセストタブーによってトラウマを植え付ける大人はアカン。
山田風太郎「笑う道化師」某一寸法師のオマージュみを感じるのは私だけだろうか…。笑いキノコ…怖いよこわいよ…。
萩尾望都、レイ・ブラッドベリ「集会」原作で漫画描いてたんか…。まあ、ハマってる作画ではあるよな…。
最近読んでる異形コレクション、小説以外あんま収録しなくなってたから嬉しい。
中井英夫「廃屋を訪ねて」いつもの癲狂院ネタ。この言い方ももうアカンのかもだけど。でもこういう語彙が中井英夫ワールドには似合う。

2012/03/15

綺賓館……要は「コレクション」と「ミュージアム」を半分ずつくっつけたものなんだが、色々出し過ぎることで粗製濫造を招かねば良いのだけれど、などと思ってしまう。

テーマは「カーニヴァル」。時期的にハロウィンものもあったり。
【以上は読了当時の感想】

結局「綺賓館」は4冊出ただけだった。春夏秋冬1冊ずつの予定だったのかもしれないが。季節感があるのでまたやってみたらどうなのかなぁ（'12.3.14）

2010/06/30

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/4032399.html)
(収録作品)かくれんぼ(都筑道夫)/オクトーバーソング(山田正紀)/黒いオルフェ(笠井潔)/虚空より(篠田真由美)/移動遊園地(私市保彦)/ボクの死んだ宇宙(竹本健治)/笑う道化師(山田風太郎)/祭にはつきものの…(菊地秀行)/蜥蜴(内田百聞)/十一月一日(早見裕司)/祭の晩(宮沢賢治)/集会(萩尾望都)/ロッキーを越えて(奥田哲也)/かごめ魍魎(秋里光彦)/死女の月(田中文雄)/廃屋を訪ねて(中井英夫)蜘蛛男爵の舞踏会(竹河聖)/血の季節―「第一部続き」より(小泉喜美子)/夜会も終わりに(井上雅彦)