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麻婆豆腐の女房 「料理の神様」を支え、「鉄人」を育てた人生
定価 ¥1,650
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2000/10/30 |
JAN | 9784334972783 |
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麻婆豆腐の女房
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中華の鉄人陳健一氏のお父上、陳建民氏の奥さまの洋子氏。 つか、陳建民氏自体が四川料理を日本人に食べやすく、また麻婆豆富を日本に広めていただいた方だってこともぼんやりとしか知らんかった。大阪で料理番組と言えば、土井勝と神田川俊郎と林シェフしか意識してなかったので、奥さまも人気であっ...
中華の鉄人陳健一氏のお父上、陳建民氏の奥さまの洋子氏。 つか、陳建民氏自体が四川料理を日本人に食べやすく、また麻婆豆富を日本に広めていただいた方だってこともぼんやりとしか知らんかった。大阪で料理番組と言えば、土井勝と神田川俊郎と林シェフしか意識してなかったので、奥さまも人気であったテレビ番組なんか全く見たこともない。 しかし、面白い。 陳建民氏と、洋子氏の掛け合いというか人生のもつれというか。 運が良かったに過ぎないと思うところもあるのだが、おふたかともそれを意識しておられたようで、建民氏のシナにおいて来た家族との交流など、まじで泣ける。 二人の、オシとヒキがちょうど良かったんだろうなあ。 でも、一番印象のに残ったのが最終章。 建民氏が亡くなり、洋子氏も数年をおいて亡くなるのだが、その、闘病時期に溺愛していたお嬢さまが神経を患うくらいの我儘になってしまった。 歳を取ったからだと切って捨てることはできない。 洋子氏は、周りに気を使い、周りを盛り立て、明るく強く生きてきた。 人間て、それだけではダメなんだと、改めて思う。 建民氏がいる頃はそれでも共依存的に頼っていたんだろうな。 それでも、それだけでも歪みは募る。 そういうところまで書かれているのが良かった。 これ、NHKとかドラマにできんじゃないのかな。
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いやはや、すごい人でした、洋子さんという人は。人のエネルギーというのは、持って生まれたものではなく、人間関係の中で育まれていくことを、実感させる一冊でした。
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