- 中古
- 書籍
- 書籍
- 1222-01-01
バゴンボの嗅ぎタバコ入れ
定価 ¥2,640
1,155円 定価より1,485円(56%)おトク
獲得ポイント10P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | 内容:死圏. 記憶術. お値打ちの物件. パッケ-ジ. 才能のない少年. 貧しくてゆたかな町. 記念品. ジョリ-・ロジャ-号の航海. カスタムメ-ドの花嫁. 野心家の二年生. バゴンボの嗅ぎタバコ入れ. パウダ-ブル-のドラゴン. サンタクロ-スへの贈り物. 無報酬のコンサルタント. あわれな通訳. 女嫌いの少年. 自慢の息子. 恋に向いた夜. 夢を見つけたい. 駆け落ち. 2BR02B. 失恋者更生会. 魔法のランプ. 雑誌作家としてのキャリアに関する結び. ヴォネガット作品のル-ツ 浅倉久志著 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 2000/10/31 |
| JAN | 9784152083098 |
- 書籍
- 書籍
バゴンボの嗅ぎタバコ入れ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
バゴンボの嗅ぎタバコ入れ
¥1,155
在庫なし
商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
十三で放映された映画HOLD UP MORNINGは「カート・ヴォネガットの死生観とユーモア、そして不条理なリアリズムを心に刻んだ監督が、初の長編として完成させた文学的でエッジの効いた物語」という売り文句だった。カート・ヴォネガットという作家は知らなかった。なんとなく知りたくて手...
十三で放映された映画HOLD UP MORNINGは「カート・ヴォネガットの死生観とユーモア、そして不条理なリアリズムを心に刻んだ監督が、初の長編として完成させた文学的でエッジの効いた物語」という売り文句だった。カート・ヴォネガットという作家は知らなかった。なんとなく知りたくて手に取ったのがこの短編集。 序文やあとがきを除いた約340ページに23編の短編小説。前から順に読んでいく。はじめの数編はピンとこなかった。でも4編目の「パッケージ」で「これがヴォネガットか!」と強く引きこまれた。 「パッケージ」の主人公は貧しい生まれで出世欲が強く、大学卒業後に起業して成功し、子どもも自立してスイッチ1つで何でもできる「パッケージ」された豪邸にいよいよ入居した。その主人公に突然、大学の同級生から電話が入る。彼の地元にたまたま寄ったので会いたいと。成功を得て余裕な彼は大きな心で同級生を迎える。だが彼の心には次第に、大学時代に貧しかった彼と裕福な生まれの同級生との差から生じていたコンプレックスが広がる。こいつは俺の成功を成金だと心の中で小馬鹿にするために来たのではと。同級生への猜疑心は次第に膨らみ、同級生の一言や仕草が彼の気に障るようになり、同級生を追い出すような形で帰す。 しかしその後の展開はヴォネガットらしさが最大限に出ている。実は同級生は人生に失敗していた。だが同級生自身は自分の信念を人生に捧げつくした結果と信じていた。その意味で同級生は単純に“失敗”と考えていないし、その人生経験を見聞きした多くの人々も同じだった。お金に勝る魂の高潔さが存在するというのが主人公だけではなく読者にも伝わり、この短編が一般的に“流通”していない見えざる人生の真実を活写しているのがわかる。 ヴォネガットは現代の小説家のように伏線を回収なんて些末なことは考えていなかったに違いない。その証拠に「はじめに」でヴォネガットは創作の秘訣として「ただひとりの読者を喜ばせるように書くこと」と書いているから。つまり彼は伏線が張り巡らされた器用に構成された人生ではなく、不器用であっても自分が美しいと感じる人生を選んで書いたと私は思う。 そのようにヴォネガット自身の等身大の短編で占められているので、説教めいた堅苦しさは一切ない。構成は会話主体で、私が大学生時代に夢中になった漫画「パイナップルアーミー」(原作:工藤かずや、作画:浦沢直樹。ビッグコミックオリジナル連載)を思い出した。登場人物の誤解や衝突がラストに向かって一気に氷解する所と、最後に交わされる会話が実に効いている所、そして何より、ユーモアが全体を包んでいる所が似ている。
Posted by 
短編集。すべて雑誌で発表されたもの。当時は雑誌が黄金期で短編はいろんな雑誌が載せてくれたそう。オチが面白い作品やなんだか寂しさが残るような作品などいろいろ。
Posted by 
再婚した前妻の家庭を訪れ、世界遍歴の土産話を自慢げに語る男を待ち受ける意外な落とし穴とは…。男の悲哀をユーモラスに描く表題作ほか、笑いと文明批判の精神に満ちた23篇を集めた短編集。
Posted by 
