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司馬サンの大阪弁('97年版) ベスト・エッセイ集 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2000/09/01 |
JAN | 9784167434151 |
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司馬サンの大阪弁('97年版)
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このシリーズは2冊目。「名だたる大作家が相次いで亡くなった96年。」(96年のエッセイを集めたものがこの97年版)だそうです。田辺聖子、瀬戸内寂聴が、それぞれ司馬遼太郎、遠藤周作との思い出を語ったり、藤沢周平とかの最晩年のエッセイがあったり。印象に残ったものをいくつか。養女の方が...
このシリーズは2冊目。「名だたる大作家が相次いで亡くなった96年。」(96年のエッセイを集めたものがこの97年版)だそうです。田辺聖子、瀬戸内寂聴が、それぞれ司馬遼太郎、遠藤周作との思い出を語ったり、藤沢周平とかの最晩年のエッセイがあったり。印象に残ったものをいくつか。養女の方が書いた「岡本太郎の墓」。そんななのかよ、と。見に行きたいですね。今、『爆笑問題のニッポンの教養』などNHKによく出ている、ゴリラで有名な山極寿一さんがまだ助教授だったころのものがありました。やっぱりゴリラが好きなんですねえ。宗左近という人の書いた、「縄文のゆくえ」というのは、ちょっとトンデモちっくなようだけど、でもやっぱり面白い。森見登美彦の小説によく出てくる、糺の森についてのエッセイもありました。やっぱり京都に住みたい!と思ってしまいます。久世光彦、田辺聖子、藤原正彦といった人たちは前に読んだ、2003年版にも載っていたと思います。田辺さんは当たり前ですけど、3人ともエッセイの名手なのでしょう。でも、この3人のものは03年版ではどれも面白いと思ったのですが、97年版ではそれに比べると、という感じでした。お茶の水の教授は藤原さんの他にも土屋賢二という人が書いていますが、これもなかなか面白かった。終戦後50年を越え、その頃の体験を語りだす人が多く出てきた頃だったのでしょうか、戦争に関するものがいくつかありました。「原爆の日のCM」、「故郷は東アジアの海と空」(團伊玖磨)、「掌」など、どれも味わい深いものでした。それからヴォランティアや、介護、福祉などについても多かったように思います。そういうものに注意が向けられ始めたのもこの頃だったかも知れません。◆◇関連リンク◇◆03年版 http://review.webdoku.jp/note/4390/15225/1?id=173439
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