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この国の失敗の本質 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2000/10/15 |
JAN | 9784062648929 |
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この国の失敗の本質
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著者が特定の雑誌に載せたエッセイ風の小論を集めたものに書き下ろしの文章を加えたもの。失敗について、責任者探しをするだけではなく、今後同様の失敗が繰り返されないようにするための調査・分析をすべきである、という主張を軸にしている。考え方のベースにほぼ100%賛同できる。この本は20世...
著者が特定の雑誌に載せたエッセイ風の小論を集めたものに書き下ろしの文章を加えたもの。失敗について、責任者探しをするだけではなく、今後同様の失敗が繰り返されないようにするための調査・分析をすべきである、という主張を軸にしている。考え方のベースにほぼ100%賛同できる。この本は20世紀末に書かれたものだが、2024年である現在に至っても日本の状況は残念ながら大きくは変わっておらず、今だに「正直者が馬鹿をみる」世界のままである。官僚や悪徳経営者たちは今後も蔓延るだろうが、それを変えてくれる猛者の登場を待つだけでなく我々一人ひとりが、「それでいい」という考え方を捨て、新しい価値観に切り替えていかなくてはこの国はよくならないのだろう。 ■事件や事故という形で表面化した失敗を調査する取り組み方には、大きく分けて二つの方向がある。一つは、まず「責任者は誰だ」とか「誰がやったのだ」という発想で、失敗に直接かかわった者を処罰したり、監督する地位にある者が辞任したりすることで、一件落着ということになる。もう一つは、失敗を引き起こした原因を、背景要因まで含めて、多数の要因のつながり(連鎖)としてとらえ、それらの諸要因の一つ一つに対して、対策を考えるという取り組み方だ。 ■国家のシステムには、憲法や行政法などで決められた枠組みだけでは見えてこない需要な部分がある。政策の意思決定に携わる人々の価値観、職業観、人生観などがからむ部分、とりわけ仕事の仕方に関する、ほとんど暗黙の了解といってよいほどの共通認識の部分だ。そういう共通意識というものは、その国のなかでは普段はあまりにもあたりまえになっているので、気づかれないが、何か大きな事件が起こると、あぶり絵のように浮かび上がってくる。
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あらゆる要素を抽出し、時代の抽象化をすることで、未来の形を捉えることができるということをはじめに感じた。やはり歴史から学ぶことは多い。
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結構古い本で、阪神大震災とか、 もんじゅとか、オウムとか、第二次世界大戦とかがテーマなんだけど、 その当時から全く変わってないな日本は。って思った。 東北の大震災や福島原発はその当時の反省を少しでも活かせてるのでしょうか?? あまりにも「縦割り・内向き・保守」が染みついてしま...
結構古い本で、阪神大震災とか、 もんじゅとか、オウムとか、第二次世界大戦とかがテーマなんだけど、 その当時から全く変わってないな日本は。って思った。 東北の大震災や福島原発はその当時の反省を少しでも活かせてるのでしょうか?? あまりにも「縦割り・内向き・保守」が染みついてしまっている気がする。 もちろん私も例外でなくて。 もし私が、戦時の人間で、死ぬか捕虜になるかみたいな場面があったら、 きっと、死ぬことより狭い社会でつまはじきにされることのが怖くて死んで行ってたんだろーなぁと思います。 今だって、自分がピラミッドのどの位置にいるかとか気にしてびくびくして、枠組みの中で物事考えて、自分がどう思われてるのかとか、 そんなばっかりで、それじゃこの本に書いてあることと同じ。 まずは間違いを認めること、人に助けを求めることから始めてもいいんじゃないかなって思いました。
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