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アレクサンドロス大王 「世界征服者」の虚像と実像 講談社選書メチエ197
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/ |
| 発売年月日 | 2000/10/10 |
| JAN | 9784062581974 |
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アレクサンドロス大王
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アレクサンドロス大王
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
資料を通してアレクサンドロス大王の戦いをできるだけ忠実に再現する。その中で彼の実像を描き出すとともに、彼の東方政策を見直すというのが本書の目的である。 ペルシア戦争でアテネ・スパルタがギリシア世界の独立をペルシアから守って以来、ペルシアは両国を使嗾して分裂を図ってきた。やがてギリシアの覇権はBC371年のレウクトラの戦いでテーベが、BC338年のカイロネイアの戦いでマケドニアが握るようになる。 東方征服という概念はマケドニアの支配前から存在していた。アレクサンドロス大王はそれを引き継ぎ、実行に移した。BC333年のイッソスの戦い、BC331年のアルベラの戦いでダレイオス3世を破った。筆者は彼を戦争の天才であると評すると同時に、その未熟さも指摘する。やがてダレイオスはペルシア領内で殺され、ペルシア帝国は滅亡にいたった。 アレクサンドロス大王の東西融合政策は、結果的にギリシア文化とペルシア文化の融合、つまりヘレニズム文化に繋がっていった。ただし、筆者は彼がそれを目論んでいたわけではないことを強調する。集団結婚はもっぱらペルシアの女性をマケドニアの男性に与えるというもので、戦利品の分配という側面が強い。また東方での都市建設はペルシア人を遠方に隔離しておく目的があった。これらのことから、彼の政策は政治的な目的からなされたものだと言える。
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とても詳しく書いてあるので、読み物というより、研究論文を読んでいる気になりました。今では、一人の人間が、ここまで影響力をもつということは考え難いけど、昔はあったのかな?
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アレクサンドロスの、将軍としての側面と東方政策に焦点を当てた一冊。 特に、グラニコス、イッソス、ガウガメラの三大会戦にそれぞれ一章ずつ割いて、詳細に分析しており、戦史好きにはたまらないかもしれない。 本書の特徴としては、史料批判を徹底的に行うこと。 アレクサンドロスのことを伝え...
アレクサンドロスの、将軍としての側面と東方政策に焦点を当てた一冊。 特に、グラニコス、イッソス、ガウガメラの三大会戦にそれぞれ一章ずつ割いて、詳細に分析しており、戦史好きにはたまらないかもしれない。 本書の特徴としては、史料批判を徹底的に行うこと。 アレクサンドロスのことを伝える史書は、この時代の人物にしてはかなり現存しているのだが、それがかえって彼の人物像を理想化しすぎて、事実が見えにくくなっている部分がある。 原典のそれぞれの作者のおかれた立場や、依拠した伝承をたぐり、アレクサンドロスの事実に近づいて行こうという姿勢が全編を貫いている。 日本人でほぼ唯一、アレクサンドロスを専門に研究している学者の本であり、アレクサンドロスのことを学ぶのに避けて通れない一冊。
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