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不肖・宮嶋空爆されたらサヨウナラ 戦場コソボ、決死の撮影記 祥伝社黄金文庫
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不肖・宮嶋空爆されたらサヨウナラ 戦場コソボ、決死の撮影記 祥伝社黄金文庫

宮嶋茂樹(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社/
発売年月日 2000/10/10
JAN 9784396312299

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商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2010/05/28

コソボ紛争、NATO…

コソボ紛争、NATO空爆下のベオグラード、コソボの決死の取材旅行記。写真も凄いが、この人の文章が凄い。粗野ではあるがその毒舌とユーモアで読者を飽きさせない。現代の戦争というものをリアルに実感出来る。

文庫OFF

2025/05/11

コソボといえば民族紛争の地、旧ユーゴスラビアを構成する州の一部、コソボ紛争などで危険なイメージを持つ人も多いだろう。私もその1人、若かりし頃に見たニュース報道などで、ボスニアヘルツェゴビナと並び、紛争地のイメージが未だ記憶に残っている。旧ユーゴはサッカーの名古屋グランパスに所属し...

コソボといえば民族紛争の地、旧ユーゴスラビアを構成する州の一部、コソボ紛争などで危険なイメージを持つ人も多いだろう。私もその1人、若かりし頃に見たニュース報道などで、ボスニアヘルツェゴビナと並び、紛争地のイメージが未だ記憶に残っている。旧ユーゴはサッカーの名古屋グランパスに所属していたドラガン•ストイコビッチの出身国としても有名ではあるが、この地域バルカン半島はクロアチア人、スロベニア人、そして本書にも度々登場するセルビア人やアルバニア人など多種多様な民族及び宗教で構成される複雑な民族事情を抱えた地域である。第一次世界大戦の引き金にもなったボスニアでのオーストリア皇太子の暗殺も、セルビア人青年の手によって行われており、言わずと知れた「ヨーロッパの火薬庫」である。なおユーゴスラビア社会主義連邦共和国としては1980年代後半の不況を契機に、連邦を構成する各国による自治・独立の機運が高まったことで、1991年から2001年まで紛争状態が続く。結果、連邦国家としては解体され、現在まで度重なる紛争を繰り返している。 本書は1990年代に発生したコソボ紛争、とりわけ1999年に開始された国連軍による空爆の際に、フリーのカメラマンとして現地に入った宮嶋茂樹氏によるルポルタージュである。この空爆「アライドフォース作戦」は当初軍事施設を対象としていたが、蓋を開ければ中国大使館(当時中国は国連の攻撃対象となっていたセルビアを支援)への誤爆、本書に登場する様な民間人の乗った列車への攻撃、更には全く軍事施設と無関係の住居への空爆など、非人道的な攻撃が度々発生していた。筆者である宮嶋氏はそうした現場へいち早く駆けつけ、その実情を目の当たりにしながら撮影を続け、最後には何とか国外へ脱出も果たしている。 本書は半ばふざけた様な文面や語句が度々登場し(タイトルからして報道写真家の一ノ瀬泰造氏の「地雷を踏んだらサヨウナラ」のパクリ)、読み物としては非常に面白く感じる。一方で記載される内容はその語句とはかけ離れた悲惨な戦地の状況となっており、そのギャップがいつ死ぬか分からない緊迫した状況において、人間が全てを曝け出して感情おもむくままに書き連ねたものとして、リアルさがより伝わってくる様である。また、死に直面してもなお失われない人間としての欲求が、生への執念として伝わってくる様でもある。取材にあたって数々の困難な状況に直面しながらも、見たい撮りたい真実を伝えたい(大金を稼ぎたい)という気持ちだけで、人は何かを成せるという事が判る。文面からは緊迫した状況や人間の必死な姿という「熱い」側面、そして事が起こるまでは日常的な安堵と、いつもと変わらない人々の生活、いざ事が発生した後に残る無言の死体などからは、一転して「冷たい」現実と、サーモグラフィで本書を映せばオレンジから青へ一転する様な温度差を多くのシーンに感じとれる。そう、戦場においては数メートル先が死の世界になりうる事を、そうした温度差の文面で伝えようとしている様に感じた。 冒頭筆者が言う「平和ボケした日本人」とは、正に書斎で本書を読んでいた私も含まれる。こうした書籍で紛争地の真実を知らせ、そこに息づく生活と隣り合わせの死の世界、そして、それらをレンズを通して人々に伝えようと奮闘する宮嶋氏のようなジャーナリストに敬意を表したい。

Posted by ブクログ

2015/05/09

宮嶋カメラマンのコソボの撮影記になります。 基本的には取材の裏話なんですが、非常に楽しいです。 女とタバコと金と戦争の話ばかりではあるんですが、情景が簡単に想像できるのが楽しいです。 泣くのは後でもできる、まずは撮影をっていうのがところどころに出てくるわけですが、いろいろ納得。 ...

宮嶋カメラマンのコソボの撮影記になります。 基本的には取材の裏話なんですが、非常に楽しいです。 女とタバコと金と戦争の話ばかりではあるんですが、情景が簡単に想像できるのが楽しいです。 泣くのは後でもできる、まずは撮影をっていうのがところどころに出てくるわけですが、いろいろ納得。 この事実を広める必要があるわけですしね。 …まぁ、金のためとも、この雰囲気が好きとも書いているので、流石だとは思いますが。 いや、ほんと面白い人です。 中国やロシア、アメリカに悪態ついたと思ったら、美人なおねーちゃんについて語ったり、ナンパしたり。 ふざけているのと、真面目なのが入り交じっているのも面白いです。 元々面白くて好きな人なので、贔屓目ありますが、楽しくて面白い本です。 ニヤニヤする場合も多いので、読むのには若干注意。 あと、掲載されている写真はちゃんと真面目なモノなので、その辺りはご安心を。 ただし、死体写真や爆撃後の写真もあるので、その手の写真が苦手な人はご注意ください。

Posted by ブクログ