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市民科学者として生きる 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1999/09/22 |
JAN | 9784004306313 |
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市民科学者として生きる
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商品レビュー
4.3
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者は兄と同じ高校に入学しました。東大に進学した兄とは入れ違いでしたが、現役で東大に入学した兄と何かにつけ比べられることになりました。しかし、その頃には、子どものときに感じていた対抗心は消えていたそうです。兄が「学問」という言葉に魅せられたように、弟も兄の影響を受けました。当時はまだ、「東京に出て学問を志す」ことに、特別な重みを感じることのできた時代でした。そして、勉強を始めた。それは典型的な受験勉強でしたが、本人は「学問事始め」のつもりでいたと言います。 兄から数学の手ほどきを受けた著者は、「1つの問題を解くのに、何時間かけてもよいから考えて、自分で答えに到達しろ」と言うアドバイスを忠実に守り、毎日、何時間も数学の問題ばかり解いていたそうです。そうして、受験勉強にはまっていった著者は周囲から「受験優等生」と呼ばれるようになり、ほどなくして、東大理科一類に入学することになりました。 しかし、受験優等生だからといって受験勉強ばかりしていたのではなく、政治や社会問題にも関心を寄せていました。社会学研究会に顔を出したり、原水禁運動の署名をしたりしました。ただ、そうした活動にのめり込まなかったのは、著者が、党派性を好まない「一匹狼主義」を貫いていたからだと、自己分析しています。
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生き方としては、非常に心打たれるものがあったというか、常に参照する必要があるだろう。高木仁三郎にはならないにしても。
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7年目の3月11日。 たまたま、前に買ってあった本を手に取りました。 恥ずかしながら、高木さんのことを知らなかった。 彼が生きていたら、この現状をなんと言うんだろう。
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