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紋切型辞典 岩波文庫
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紋切型辞典 岩波文庫

ギュスターヴ・フローベール(著者), 小倉孝誠(訳者)

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紋切型辞典 岩波文庫

定価 ¥858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2000/11/18
JAN 9784003750131

紋切型辞典

¥770

商品レビュー

3

7件のお客様レビュー

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2015/12/30

 表題を一見して、当時の人びとのお決まりの言い回し(”今日は天気がいいですね”みたいな)を揶揄しているものだと思ったのですが、それはほんの少ししか当たっていませんでした。待ち受けていたのは「紋切型」どころではない、無責任な決めつけや陳腐な表現の数々でした。著者のいう「それだけで礼...

 表題を一見して、当時の人びとのお決まりの言い回し(”今日は天気がいいですね”みたいな)を揶揄しているものだと思ったのですが、それはほんの少ししか当たっていませんでした。待ち受けていたのは「紋切型」どころではない、無責任な決めつけや陳腐な表現の数々でした。著者のいう「それだけで礼儀をわきまえた感じのよい人間になれる」言葉が集まることによって、とんちんかんな辞典が出来あがっているというところにこの本の面白さがあると思います。  解説を読んでから読むのが楽しみやすい読み方かもしれませんが、あえて解説を読まず、あらすじもあまり読まずに本文に入ると面白いかもしれません。なんといっても最初に待ち受けているのが「アイスクリーム [glace] 食べるときわめて危険」ですから、驚き倍増です。

Posted by ブクログ

2014/03/12

こういう本の構成は面白い。中身や解説そのものについては微妙。すごい偏見の数。特に芸術家近辺の欄が結構ひどい。なんか個人的な恨みでもあるんだろうか。

Posted by ブクログ

2014/01/27

なんとなく本棚から出して持っていったらするっと全部読めてしまった。 なかなか手厳しい本である。例えば ○怪物 という項目があって内容は、 無秩序(アナルシー)という怪物(*)。 ≪社会主義≫という怪物。 以下同様にして、恐怖を覚えさせる体系をすべて怪物と呼ぶべし。 この怪物...

なんとなく本棚から出して持っていったらするっと全部読めてしまった。 なかなか手厳しい本である。例えば ○怪物 という項目があって内容は、 無秩序(アナルシー)という怪物(*)。 ≪社会主義≫という怪物。 以下同様にして、恐怖を覚えさせる体系をすべて怪物と呼ぶべし。 この怪物を打倒するよう努めること。 (*)政治演説において古くから使われていた紋切型の表現。 となっている。 当時の政治家がなにかを怪物に例える表現をよく使っていたのだろうか。 「ああお決まりのあの文句ですね」と茶化す意識も働いているし、「打倒するよう努めること」とちょっとユーモラスにも語っている。この本で批判されているのは「中途半端に知識・教養のある人」なんだろう。 こういう本を読んでいるといかに自分がさもしい文章しか書けないか、ということがまざまざとわかってなかなかつらい。まああまり気にしないでおこう。 そういえばこの本今は版切れらしい。「絶版」はこの本風にいうと、 ○絶版 「このような価値ある本を絶版にしておくとは出版社の怠慢である」と憤慨すべし といったところだろうか。違うか。

Posted by ブクログ

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