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「在日」を考える 平凡社ライブラリー376
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「在日」を考える 平凡社ライブラリー376

尹健次(著者)

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「在日」を考える 平凡社ライブラリー376

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社/
発売年月日 2001/01/10
JAN 9784582763768

「在日」を考える

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2024/10/09

在日コリアンのアイデンティティにかんする問いと、彼らを取り巻く現代の日本社会の問題について考察している本です。 著者は、在日コリアンのアイデンティティについて考察するさいに、日本の植民地支配の清算と、南北朝鮮の平和的統一という、二つの問題を基軸とする立場を打ち出しています。こう...

在日コリアンのアイデンティティにかんする問いと、彼らを取り巻く現代の日本社会の問題について考察している本です。 著者は、在日コリアンのアイデンティティについて考察するさいに、日本の植民地支配の清算と、南北朝鮮の平和的統一という、二つの問題を基軸とする立場を打ち出しています。こうした問題設定は、若い在日コリアンたちの意識からすでに乖離してしまった、古い枠組みのようにも思えてしまいますが、著者はみずからのアイデンティティの根源を問うならば、日本のアジア支配と祖国の分断という、「民族」の被った問題に向きあわざるをえないと考えます。 その一方で著者は、「民族」を本質的な規定とすることを拒否する議論が、日本人のあいだでひろく受け入れられている現状にも批判的な検討をくわえています。ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』以来、ナショナル・アイデンティティが近代以降に社会的に構築されたものであったことがあばき出され、いわゆる従軍慰安婦問題にコミットした上野千鶴子もそうした考えかたを受け入れています。また花崎皋平も、「民族」ではなく「エスニシティ」に輻輳するアイデンティティの拠り所を置いて、「共生」の可能性をさぐる試みをおこなっています。こうした議論に対して著者は、「民族」を自然主義的な本質とみなす考えかたが虚妄であることを認めつつも、「民族」の名のもとに20世紀の悲劇がおこなわれてきたことから目をそむけることがあってはならないと主張します。

Posted by ブクログ