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渇き アジアの現代文学17インドネシア
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | めこん |
| 発売年月日 | 2000/12/25 |
| JAN | 9784839601416 |
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渇き
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旱魃が来た。人々は逃げ出す。男は一人残る。 孤独な生活、そして飢え。極限状態に陥り、それでいてなお極限状態を選択した男は、様々な思想に翻弄される。 生活に関すること。社会に関すること。人間という生に関すること。 問いは常に根源的なレベルで浮かび上がり、男は、それに回答するわけではないが、しかしそれらの問いと格闘し、最後には、一つの行動を示す。 作品の舞台は非常に抽象的で、また文体のレベルでも、主人公達とかなり距離の遠い神の視点が選択されている。しかし、そのことが妙に彼らに根付いた諦念と通じているようで、おかしい。 渇いた文体。ドタバタまで発展してしまうユーモア。絶えず脅かされる実存。絶望にどこまでもコミットせよ、なんて言葉そのものはうそ臭く、その強度が試される前に、それほどの絶望はまず生活上の困難を引き起こす。生活が困難になれば、体が動く。すると余裕もできる。絶望は絶望として依然存在しているが、笑い飛ばすように対応できるようになる。そのバランスが、面白い。 不条理小説なんだけど、思ったより苦悩してないじゃんね、っていうね。それでも、そういう風に語られることに、真摯さっていうか、誠実さがあるんじゃないのか。語りの規範に「バカヤロウ」と悪態つきながら、だけど本気で語ってるから、後半のマジキチ展開と、とんでもない迫力の宗教的カタルシスに、飲み込まれてぐうの音も出なくなるんだよね。こんだけ抽象的な話で、あそこまで感情を昂らせてくれるなんて、それだけでも奇跡的だし、本当、妙な説得力があったりする。 個人的にはアジア映画と似た雰囲気があちこちに感じられるのもよかった。会話のどこか噛み合ってない感じとか、そもそも地の文の論理展開がちょっと変に感じるところとか、そういうとこが、気持ちよかった。
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