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魔女とキリスト教 ヨーロッパ学再考 講談社学術文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 1998/01/10 |
| JAN | 9784061593114 |
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魔女とキリスト教
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
ハリー・ポッターの読み聞かせを始めて3年が経過し、西欧キリスト教社会における魔女や魔法に関する前提知識の量が違うな、と気づき(量が多いからよい、という評価の問題ではない)、その方面にアンテナを張っていたところ行き当たった本書。 西欧には悪魔学という学問があるらしい。 キリスト教...
ハリー・ポッターの読み聞かせを始めて3年が経過し、西欧キリスト教社会における魔女や魔法に関する前提知識の量が違うな、と気づき(量が多いからよい、という評価の問題ではない)、その方面にアンテナを張っていたところ行き当たった本書。 西欧には悪魔学という学問があるらしい。 キリスト教の布教の過程で、そもそも土着の信仰を持っていた人々の信仰を自らの内部に取り入れたのが、キリスト教の悪魔や魔法という概念であるらしいということは分かったが、それ以上はキリスト教やユダヤ教の前提知識がないとちょっと理解するのが難しい、非常に専門性の高い内容であった。
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キリスト教が、魔女という概念をどのように認識してきたかを論じた本。キリスト教誕生以前、ユダヤ教の紀元前から遡って、現代までを網羅している。 360ページほどだけど、馴染みない単語も多く。内容もギッシリと詰め込まれていて、読むのに2日を要した。 内容は面白かったけど、読み進めるの...
キリスト教が、魔女という概念をどのように認識してきたかを論じた本。キリスト教誕生以前、ユダヤ教の紀元前から遡って、現代までを網羅している。 360ページほどだけど、馴染みない単語も多く。内容もギッシリと詰め込まれていて、読むのに2日を要した。 内容は面白かったけど、読み進めるのは難儀した。 キリスト教がヨーロッパ中に普及していくなかで、どのようにして土着の信仰に影響され変質していったかがわかる。 キリスト教・伝道史の視点も大きい。
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「魔女迫害は果たして資本主義の誕生のさいの陣痛に過ぎなかったのか。ヨーロッパ資本主義の成立と魔女迫害とは、同時代の双生児ではなかったか」 p. 379 それが起きている時代背景をどれだけ考慮に入れられるかっていうのは、意識しようとしてもすぐにスッポ抜ける。ついつい個人に還元した...
「魔女迫害は果たして資本主義の誕生のさいの陣痛に過ぎなかったのか。ヨーロッパ資本主義の成立と魔女迫害とは、同時代の双生児ではなかったか」 p. 379 それが起きている時代背景をどれだけ考慮に入れられるかっていうのは、意識しようとしてもすぐにスッポ抜ける。ついつい個人に還元したくなってしまうような認識のバイアスというのは確実にあって、それに対するメタ視点を持つだけで充分なのか否か?というのは最近気になるところ。
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