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渋沢龍彦翻訳全集(15)
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:サド侯爵の手紙. 城の中のイギリス人 アンドレ・ピエ-ル・ド・マンディアルグ著. 三島あるいは空虚のヴィジョン マルグリット・ユルスナ-ル著. おんなおとこ ポ-ル・ヴェルレ-ヌ著. 未亡人学校 ジャン・コクト-著. 補遺:州民一同によって証言された不可解な事件 D.A.F.ド・サド著. 解題 松山俊太郎,巖谷國士,出口裕弘著 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 1998/02/10 |
| JAN | 9784309707457 |

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1件のお客様レビュー
澁澤龍彦といえばサドの訳者というイメージがあるが、サドの本は「悪徳の栄え」をほんのさわり読んだくらい。 少ない経験ながら、この作品はサドの作品の特徴を備えているように感じられた。 「城の中のイギリス人」の作者マンディアルグはサドより200年ほど後1951年ごろこの作品を書いた。...
澁澤龍彦といえばサドの訳者というイメージがあるが、サドの本は「悪徳の栄え」をほんのさわり読んだくらい。 少ない経験ながら、この作品はサドの作品の特徴を備えているように感じられた。 「城の中のイギリス人」の作者マンディアルグはサドより200年ほど後1951年ごろこの作品を書いた。 当初偽名で発表したこの本を、マンディアルグ名義で発表しなおした時に添えられた序文も収録されており、その中でサドの「ソドム百二十日」について触れたり、本文中で登場人物が「悪徳の栄え」を扱う描写が出てくる。 サドへのオマージュ…のようなことを意識していた、のだろうか。 サドの作品は「サディズム」の語源になったと言われているが、彼の作品を読む限り、己を慰め満足させる筆致とは感ぜられず、ただ淡々と地獄絵図を無感動に作り出しているという印象であった。 サドの作品は獄中で書かれたそうで、反社会的作品を生み出したことは、彼の性癖というより、社会への意思表明であったのだという話を聞いたことがある。(サドは姑の告発により投獄された。妻の妹と不適切な関係を持ってしまったことにより、姑の不興を買ってしまったから。ということは奔放な性的傾向も反映しているだろうが) またマンディアルグはこの作品を「シュルレアリズム的」と位置づけていた。 シュルレアリスト達は現世のくびきを断ち、人間の無意識界に「存在」の真価を見出そうとした。 戦争の足音を聞き混沌とした社会背景のなか、フロイトにも影響を受けていた彼らは、本能的、性的モチーフを活動に取り込んでいった。 こうした様々なことの影響下に、この作品は実験的試みとして作られたように思えた。 モンサンミシェルのように、潮の満ち干で孤島となるガムユーシュ、という城塞めいた館。 そこに招かれた「私」は館の主モンキュに、アンモラルな性癖における同好の士と見込まれた訳だが、エスカレートし続けるモンキュの欲望と混沌を、「私」は次第に冷ややかに見つめるようになる。 そうして終には決別する。 どれほど反社会的な暴走を描けるか、腕試しで綴られたようなこの作品に、私は官能を見つけることはできなかった。 雅に飾られた部屋のしつらえ、敷き詰められた毛皮の美しい毛並みや色具合、豪華で淫蕩な衣装の数々、どれも執拗に描写されているが、ひとが興奮を得て上り詰める熱が感ぜられない。芝居の書割りのように味気ない。 ただ身体の反応を羅列しているだけだ。 以前読んだ団鬼六「鹿の園」もアンモラルな快楽にふける人々を描いた作品だったが、彼らには熱狂があった。 …これを官能的に思えないのは、そんなシュミが自分には無い、という事なのか、私が女だから?ということなのか。 (男性の一方的な行為が中心で、女性の官能はサディストの女性の描写が少し) 嗜虐的場面の連続なので、映像化や自分への置き換えをシャットダウンして読んだ。 そのせいで無味乾燥に感じたのかもしれない。 男性はどう感じるのか、聞いてみたい気もする。 追記: 献辞に「オーブリー・ビアズレー友の会のために」とある。 朋友のハンス・ベルメールらとの交遊から受けた刺激もこの作品に影響を与えているらしい。 特にベルメールとはビアズレーを愛好する気持ちも、大型の蟹を食べる趣味も似通っていたそう。 ベルメールは銀杏蟹、マンディアルグは蜘蛛蟹が大好物だった。 蟹を食べる官能は「生体の分解、解剖、解体に似ているのであって、だからこそ蟹はサド的な食べ物の系列に分類することができる」のだそう。「「イギリス人」の全ページにわたって、いわば蟹趣味とでもいったものが感じられないだろうか」とも言っている。
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