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阿部定手記 中公文庫
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阿部定手記 中公文庫

前坂俊之(編者)

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阿部定手記 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社/
発売年月日 1998/02/18
JAN 9784122030725

阿部定手記

¥660

商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

 1人の犯罪者のして…

 1人の犯罪者のしてきたこと と考えていたことが書かれている。読んでいてじれったい気持ちになる。もっと別な生き方があったのに なんでわざわざ茨の道を選ぶんだって叫びたくなる

文庫OFF

2010/05/28

貴重な阿部定の手記。…

貴重な阿部定の手記。色眼鏡ではなく読みましょう。

文庫OFF

2024/04/25

「阿部定」と言えば、愛人を殺し、その後に局所を切断した女という事くらいしか知らなかった。彼女の背景を知りたくて、数冊購入したうちの一冊。 他の猟奇的殺人の犯人に対する世間の目が、阿部定に対してのものと対極にあるように感じたことも興味を持った理由かもしれない。 本書では、予審尋問調...

「阿部定」と言えば、愛人を殺し、その後に局所を切断した女という事くらいしか知らなかった。彼女の背景を知りたくて、数冊購入したうちの一冊。 他の猟奇的殺人の犯人に対する世間の目が、阿部定に対してのものと対極にあるように感じたことも興味を持った理由かもしれない。 本書では、予審尋問調書と阿部定自身の手記により、吉蔵と過ごした時や事件後の定の生活など詳細に書かれているが、次の文が全てだと思う。 「ただ私のものにしたかった。誰の手にもふれさせたくなかった。たったそれだけのことだったのでございます。」 そして、坂口安吾との対談で坂口が言った言葉が、今でも定のことに興味を持つ人たちがいる理由なんでしょう。 「阿部さんは大きな話題になったけども、阿部さんをほんとに悪い人間だと思ってる者は一人もありませんよ。文学の上から言いますと、あらゆる人間はそういう弱点を持っている。ただ阿部さんはそういうことを率直におやりになったというだけで、だからみんな同感して、なにか懐かしむような気持ちがあるんじゃないかと思うのですよ。」

Posted by ブクログ

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