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すいかの匂い
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1998/01/30 |
JAN | 9784103808039 |
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すいかの匂い
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商品レビュー
3.6
40件のお客様レビュー
まだ少し涼しい夏の朝に、窓際で風を感じながら読みたい一冊。 ひんやりでも、蒸し暑くもなく、夏のもわっとした空気感をこんなふうに物語にできるのかと、静かな驚きが胸に広がった。小学生の夏休みに戻ったような、不思議な感覚だ。 「夏×子ども時代×こわい」のシンプルで美しいかたちを読んだ。...
まだ少し涼しい夏の朝に、窓際で風を感じながら読みたい一冊。 ひんやりでも、蒸し暑くもなく、夏のもわっとした空気感をこんなふうに物語にできるのかと、静かな驚きが胸に広がった。小学生の夏休みに戻ったような、不思議な感覚だ。 「夏×子ども時代×こわい」のシンプルで美しいかたちを読んだ。 江國香織を初めて読んだけれど、圧倒的な一文にかけるのではなくて文章全体で空気感をつくる力量がすごい。 一見異常な行動のように見えることも、江國香織が描く子供たちは澄んだ目線で佇んでいるから、なんだか自分のことのように思える。 とにかく全ての話が良かった。夏にこの本を読めて良かった。
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小学生の頃の思い出は、痛いほど心に刻まれているものですよね。そして夏は、子どもらしい季節です。青青として熱っぽく、灼熱だからこそ、キンとしたひゃっこさ(冷たさ)にびっくりする。夏休みは「夢」の中にいるようなものですよね。 いい塩梅に昏い短編集でした。
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子どもの頃の夏の記憶は、誰しもが鮮明に覚えているようなことだと思う。 それはまだ知っていることが少ないということが関係している。13年目くらいまで、夏はいつも真新しい。 その、13年目くらいのまでの夏の、あらゆる懐かしさや怖さや優しさが、この本には詰まっている。だから読んでい...
子どもの頃の夏の記憶は、誰しもが鮮明に覚えているようなことだと思う。 それはまだ知っていることが少ないということが関係している。13年目くらいまで、夏はいつも真新しい。 その、13年目くらいのまでの夏の、あらゆる懐かしさや怖さや優しさが、この本には詰まっている。だから読んでいて、誰しもが共感出来るような、胸の奥をくすぐるような、気持ちがするのだ。 いつかの夏、どこかで立ち尽くしている自分と、自分の周りで起こる事象を大人になった自分が眺める、変な感覚。 夏に読むのが良い。
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