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ブリージング・レッスン 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1998/09/10 |
JAN | 9784167218478 |
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ブリージング・レッスン
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3.8
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ところどころクスッと笑えて 飽きずに読める。 何気ない会話や仕草、目に写ったもので 人生やいまの状況を気づかせる手腕は見事だ。 マギーとウェイトレス・メイベルの会話が 面白かった。 「マギーは、昼食を共にした女同士のように、 メイベルの頬にキスしたいと思った」(P42) というのが笑える。 「六年半だぞ。いや、もう七年だ。なのに、 まだフィオナのことをぐちゃぐちゃと… それも赤の他人の前で、フィオナが出ていったのは 俺のせいだとかなんだとか」(P42) 「なんでウェイトレスなんかに、自分の気持ちを さらけださなきゃならないんだ?」(P43) というアイラの言葉をもっともだと思った。 こういう母親や叔母さんって現実にまだいる。 ウェイトレスの名を知ったシーンも可笑しい」 「胸のポケットに”メイベル”と赤い縫いとりが したある。このごろは聞かなくなったが、 マギーの子供のころにはよくあった名前だ。 あのころのメイベルたちはどうしているかしら…。 マギーは、生まれたばかりの赤ん坊に メイベルという名前をつけるシーンを想像した」 (P36) どうでもいいことに気を回す。 うまいなって思う。 ところでどうしてなぜ「ブリージング・レッスン」 (呼吸法)なんだろうと思っていた。 由美かおるのブルージング・レッスンは 聞いたことがあるが。 初めてこの言葉が出てくるのはP220 「呼吸法の練習ね」 妊娠中の嫁・フィオナが義母・マギーに 言った言葉だ。 二人は現在は離婚している。産まれた娘・ルロイ も現在は7歳。フィオナは再婚を決めている。 だからこの「ブリージング・レッスン」は すごく宙ぶらりんな言葉なのだった。 P58 相手は替わっても中身は同じなのだ P326 他人の人生を変える権利があると 思ってるんだ。 自分の愛している人間を、実際より 立派な人間だと思いこんでいる。 そういう自分の見方に合うように 物事を変えようとするんだ。※ P329 自分が信じたいことを信じるために、 人間はいかに自分をごまかすものか、 驚くほどだ P327 (「フライドチキン最高!」) ルロイは黙っていた。 無理もない。当のマギーでさえ今のは わざとらしかったと思っているのだから。 年寄りはつい力が入りすぎる。 P378 「目を覚まして、コーヒーの香りを 嗅ぎなさい」(アン・ランダース)
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