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龍の少年 SHY FANTASY6
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龍の少年 SHY FANTASY6

金沢有倖(著者)

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龍の少年 SHY FANTASY6

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大洋図書/
発売年月日 1998/10/15
JAN 9784813000075

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2012/09/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

 記憶を失った少年は、行き倒れかけていたところを「宗龍」に助けられる。  実は宗龍はこの国の国王で、少年は「相那」という名を国王に付けられる。  相那は、宗龍の庇護の下、王宮で生活するようになり、宗龍は相那に対し、とても大切に接してくれる。  そうしているうちに、相那の心にも宗龍に対する「恋心」と呼べるものが生まれ始めるけれど、それと同時にどうして見ず知らずの自分に対し、宗龍が優しくしてくれるのか疑問に思えてくる。  そしてどうやら、宗龍が付けた「相那」という名前の持ち主は、実は別にいて宗龍が深くその「相那」を愛していたことを知る。  そして、その「相那」と宗龍の暗い過去を知った相那は――  という話でした。  実は、相那は元々「相那」で、国を統べるための重要な地位のある人間だったけれど、国王である宗龍を立派な国王にするために死んだことにし、姿を消して、数年後再び宗龍の前に戻ってきた――というのが、この話の本当のところ。  なんというか……これだけ見てもらっても十分にわかると思うんですが、ものすごーく中二病設定。  やっぱり漫画を書く人のセンスって違うのかなー……とちょっと思ってしまいました。  物語としてはものすごーくさくさく読めます。  なので、さらっと読みたい人にはオススメかもしれません。  ただ、がっつり読みたい人にはあまり向かないかもしれません。  それから、これはさらっとしてることの弊害なんだと思いますが、物語の「深み」という意味では大分薄いです。 「こうしたらいいんじゃないか」という未来があって、でもそれをやったら――と、悩むのが割と小説だと思うんですが、そういうのはあまりないと思います。 「こうしたらいいんじゃないか」と登場人物が思いつく、そしたらもうそれをやるところか、やった後の場面になっている――という感じの話です。  個人的には「どうしてそうしようと思ったか」という過程とか、「でもやったら――」と悩んでいる過程をかなりしっかり読みたい方なので、こういう書き方をされてしまうとかなり残念に感じました。  あまり期待せずに読むことをオススメします。

Posted by ブクログ

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