![時雨の記 新装版 文春文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001246/0012469254LL.jpg)
- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
時雨の記 新装版 文春文庫
![時雨の記 新装版 文春文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001246/0012469254LL.jpg)
定価 ¥638
220円 定価より418円(65%)おトク
獲得ポイント2P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
7/7(日)~7/12(金)
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1998/07/09 |
JAN | 9784167273040 |
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-680-160.png)
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
7/7(日)~7/12(金)
- 書籍
- 文庫
時雨の記 新装版
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
時雨の記 新装版
¥220
在庫あり
商品レビュー
3.9
15件のお客様レビュー
読後の爽快感
物語は不倫ですが、読後は爽快感すら漂います。1998年、吉永小百合、渡哲也の共演で映画化もされました。20年ぶりに再会した二人の美しく切ない恋。節目節目に読み返すと違った受け取り方ができる作品です。
ごうけ
映画化された原作ということで購入 附箋 ・不足を知って暮すことに、安住しておりました ・生きたのです。もう壬生と、充分生きたのです。時間は問題ではありませんでした。 ・楽士がスペインの誕生日の曲をひいていた どんな曲? ・二尊院の木陰の中の道しるべの囲みの中に、時雨亭の跡という立...
映画化された原作ということで購入 附箋 ・不足を知って暮すことに、安住しておりました ・生きたのです。もう壬生と、充分生きたのです。時間は問題ではありませんでした。 ・楽士がスペインの誕生日の曲をひいていた どんな曲? ・二尊院の木陰の中の道しるべの囲みの中に、時雨亭の跡という立札が立っている ・「時雨だわ、さあっと来て、さあっと過ぎるわ、」 ・多江は、車の方に向って駆け出した。多江と自分との肉体の違いを感じた。(松岡くんも同じようなこと言っていたわ) ・また殺し文句、顔はなってなくても、心意気なんて言われれば、たいがい降伏するわ ・死に目に会えたのは、多江ひとりなのです。壬生が最後に見たのは、多江の顔だけでした。 ・ひとを待つ気持のなくなった寂しさも、たとえて言えば、いっときの時雨のようなものでありましょうか。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
目次 ・時雨の記 『時雨の記』によせて ・見事な捨身 河上徹太郎 ・或る高度の愉しさ 宇野千代 ・恋を描き得た小説 江藤淳 中里恒子 案内 ・中里恒子・人と作品 阿部昭 ・中里恒子年譜 二十年ぶりに再会した熟年の二人。 実業家の男性と夫と死別して一人で生きる女性。 なんか渡辺淳一臭がプンプンしていそうじゃないですか? しかし全然違います。 二十年ぶりに再会したといっても、男・壬生の方は覚えていても、女・多江の方は「以前会ったことがありましたか?」とにべもない。 めげずに多江に接近する壬生。 あのね、この二人最後までプラトニックなのよ。 純情ぶっているわけではない。 互いを大切に思うから、無理強いはしない。 気持ちが追いつくのを待つゆとり。 どのシーンを切り取っても、絵になる。 光と影、涼やかな風や、しんとした空気、しっとりとした湿度。 饒舌じゃないのに、情景がきちんと立ち上がる。 吉永小百合が、この作品を読んで映画化を強く望み、大手の映画制作会社にお願いしたけど叶わず、ノーギャラと多数のトークショーを行う条件で製作したのだそうだ。 うん。いかにも吉永小百合が好きそう。 たおやかで、凛として強い女性。 明治生まれの作家の書いた作品とは思えないくらい、瑞々しい作品。 そしてこの作者、女性初の直木賞受賞者なんですって。 いや~、久しぶりに文学読んだ気がするわ~。
Posted by