この一冊で中国古典がわかる！ 孔子、墨子から、韓非子、孫子の思想まで

守屋洋(著者)

• 販売会社／発売会社: 三笠書房
• 発売年月日: 1998/07/10
• JAN: 9784837917472

商品レビュー

2015/05/12

ビジネス啓発書

[長束]

中国古典の入門書かと思ったら、それにかこつけたビジネス啓発書でした。
中国古典の説明が有って、その後、現在の日本社会では…等と書かれ、著者の見解が語られます。
中国古典の説明も結構ざっくりとしていて原文は少なめです。でも、これはページ数の関係で仕方のないことかもしれません。
なお、墨子に関しては殆ど記述は有りません。
最初に書いた通り、自分は中国古典の入門書かと思っていたので低評価。一応ちゃんと原文を読んでみたいなと思えた部分もあったので星二つ。
ビジネス啓発書を読みたい人には良いのではないでしょうか。

2017/03/25

読む前に返却。試験後再度借りる。2017/3/25

図書館。作品エッセンスと、それぞれの作者についてわかりやすく読みやすい文章で綴られている。興味あるとこをざっと読み。菜根譚、改めて読みたくなった。2017/8/8

2013/02/06

中国古典の概要／論語／韓非子／孫子／老子／荘子／菜根譚

中国古典を学ぶことは人生を学ぶこと。中国には孔子に始めとした数々の思想家が存在し、古典の中で原理原則を示している。特に多くの古典がリーダーのマネジメントには何が必要なのかを示している。いわゆる帝王学だ。帝王学はトップの生き方・努力の仕方などどのようにしてトップにのぼりつめたのかということと、トップに上り詰めたあと、どのようにしてその地位を維持するかという守成の原理を説く学問だ。現在さまざまな自己啓発が氾濫しているが、すべてはこれらの中国古典が語る帝王学や、人生をいかに楽しんでいきるか、いかに意義深いものにしていくかといった人生学につながっている。

中国古典は当たり前のことを当たり前のように言う、一見つまらない退屈なものだ。しかしこれを学ぶメリットは言うまでもなく、その当たり前のことを再確認することだ。人生の指針となるのは、行動を起こすときに何を考えているかであって、どんな言葉が脳内にあるか、である。古典には時代を経てもなお一向に古びない、言葉がたくさんつまっている。これらの言葉が自分の中に保存されることで、何か行動に変化が出、人生が好転するかもしれない。

いくつかの古典のエッセンスを抜き出した一冊。これを機にいろいろな中国古典に触れていきたい。