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最澄と空海 日本仏教思想の誕生 講談社選書メチエ145
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1998/12/10 |
JAN | 9784062581455 |
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最澄と空海
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
インド仏教と日本仏教の違いについて、その出発点を最澄と空海、自然をそのまま聖なるものととらえる土着の思想に求め、彼らの思想の特徴を論じている。空海に関する書物に触れる機会は多いが、最澄の思想について詳しく論じているものにははじめて触れたので新鮮だった。
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二人とも中国に留学して密教勉強したんだっけな、くらいで読んでたら思ったよりも仏教教理に突っ込んでたところも多くて、正直に言えばかなり読みづらかった。 また、問題の立て方も分類そして対立項の整理というのを繰り返しておりかなり地味です。 しかしながら、そうして抽出した日本仏教にお...
二人とも中国に留学して密教勉強したんだっけな、くらいで読んでたら思ったよりも仏教教理に突っ込んでたところも多くて、正直に言えばかなり読みづらかった。 また、問題の立て方も分類そして対立項の整理というのを繰り返しておりかなり地味です。 しかしながら、そうして抽出した日本仏教における初期のエートスは非常に魅力的である。以下に引用する。 ”このような現代の精神状況は、しかし、われわれが「聖なるもの」を完全にあきらめねばならない、と告げているわけではない。世界を想像し、世界を超えた神の存在の弁証が困難となったとしても、そのようなかたちの神ではない「聖なるもの」の弁証は可能と思われる。仏教の伝統、とくに密教の伝統は「世界の聖化」の可能性を示すことによって、「聖なるもの」を弁償し続けてきた。” ここにあっては視点は宗教学の範疇からさらに遠くに届くまでになっているわけで、その点で著者に敬意を表したい。
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