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文化と帝国主義(1)
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 1998/12/18 |
| JAN | 9784622031970 |

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商品レビュー
4.7
6件のお客様レビュー
本書を知ったきっかけは、明石書店のエリアスタディーズシリーズ(イスラエルを知るための62章か、パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章か、パレスチナを知るための60章のどれか)にて著者の紹介がされていることだったと記憶している。なお代表作「オリエンタリズム」は未読である...
本書を知ったきっかけは、明石書店のエリアスタディーズシリーズ(イスラエルを知るための62章か、パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章か、パレスチナを知るための60章のどれか)にて著者の紹介がされていることだったと記憶している。なお代表作「オリエンタリズム」は未読である。 かつての列強、たとえば英仏における帝国主義の繁栄を文学・芸術・歴史観が下支えしていたのは想像に難くない。本書はそこからもう一歩踏み込んでおり、文化やその産物(たとえば政治思想)が、単に「美的な創作物」としてではなく、帝国主義の正当化と再生産にまで積極的に加担していたことを指摘している。文化的産物と政治思想の境目が緩やかなところが(多少の読みづらさはあるものの)特徴的に感じた。引き続き2巻も読む予定。
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題名のとおり、文化と帝国主義との関係をえぐり出していく文芸批評に留まらない文化、文明批評である。コンラッド『闇の奥』、オースティン『マンスフィールド・パーク』、キプリング『キム』、カミュ『異邦人』『ペスト』ほかを題材としながら、西洋近代の作家が宗主国の立場で、植民地の原住民を征服...
題名のとおり、文化と帝国主義との関係をえぐり出していく文芸批評に留まらない文化、文明批評である。コンラッド『闇の奥』、オースティン『マンスフィールド・パーク』、キプリング『キム』、カミュ『異邦人』『ペスト』ほかを題材としながら、西洋近代の作家が宗主国の立場で、植民地の原住民を征服されるべき野蛮人として矮小化し、西洋人を征服すべき文明人として正当化していくさまを鮮やかに指摘していく。出版から30年以上が経っても、とくにパレスチナに対するイスラエルの態度を思うと、古びていない。『2』を読むのが楽しみだ。
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西洋の「物言わぬ他者」たるオリエントを考察した『オリエンタリズム』から一歩進めて、抵抗・攪乱する存在としてのオリエントにまで注目した著作の上巻。もう書かれてから20年は経っているはずですが、テクスト分析のみならず、例えば「乖離する経験」の章に出てくるアラブ人のキリスト教聖職者の話...
西洋の「物言わぬ他者」たるオリエントを考察した『オリエンタリズム』から一歩進めて、抵抗・攪乱する存在としてのオリエントにまで注目した著作の上巻。もう書かれてから20年は経っているはずですが、テクスト分析のみならず、例えば「乖離する経験」の章に出てくるアラブ人のキリスト教聖職者の話が、相互経験の困難さをあらわしていて面白い。
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