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デカルトの道から逸れて フランス語教師の回想
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小沢書店/ |
| 発売年月日 | 1998/03/30 |
| JAN | 9784755103667 |
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デカルトの道から逸れて
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デカルトの道から逸れて
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書名は難しげだが、綴られているのは身辺の出来事や思い出など。鋭い示唆も随所にある。これぞエッセイと言うべきか。 たとえば「女ばかりの夏」。朝比奈先生は、夏の語学研修の統括責任者を引き受ける。引率した200名超の受講生は、フランスの9つの都市に分かれ、ホームステイ。なにもないことを...
書名は難しげだが、綴られているのは身辺の出来事や思い出など。鋭い示唆も随所にある。これぞエッセイと言うべきか。 たとえば「女ばかりの夏」。朝比奈先生は、夏の語学研修の統括責任者を引き受ける。引率した200名超の受講生は、フランスの9つの都市に分かれ、ホームステイ。なにもないことを願ったが、案の定、地方都市でトラブル発生。その一部始終がコミカル。時代は1990年代初頭、バブルの頃だ。 たとえば「ズル休みの効用」。骨董屋の父は、小学4年の朝比奈先生をズル休みさせて、夜行列車で京都の松茸狩りに連れ出す。その追想が滋味あふれる。エッセイの始まりは、立教大学そばの江戸川乱歩邸の話。それがズル休みの旅行につながってゆくという妙。 たとえば「「最後の授業」の読み方」。ドーデの「最後の授業」は、日本では祖国愛の物語として親しまれてきた。しかし、この舞台はアルザス。固有の言語は、フランス語でもドイツ語でもなく、アルザス語。そう指摘したのは蓮實重彦や田中克彦だが、朝比奈先生はさらにその先に進む。ドーデの出身地は南仏。その固有言語はフランス語ではなく、プロヴァンス語。朝比奈先生は、そこにアルザスとのアナロジカルな関係を見る。ドーデの心理はもっと複雑で屈折していたのかもしれない。このエッセイだけ、論述調だ。 当時、朝比奈先生は立教大学のフランス語の教授。私は代ゼミで受験フランス語を教わった。
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