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信頼の構造 こころと社会の進化ゲーム
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京大学出版会 |
| 発売年月日 | 1998/05/15 |
| JAN | 9784130111089 |
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信頼の構造
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商品レビュー
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21件のお客様レビュー
「安心」は、身内や仲間内など、裏切られる不確実性の低い安定した環境で得られる心の平穏です。取引相手が自分に不利益を与える可能性がほぼないという状況に生じると述べ、「信頼」は、相手の内面や意図への期待から生まれ、不確実性が高い状況でこそ必要とされます。信頼は不安のない安定の上には成...
「安心」は、身内や仲間内など、裏切られる不確実性の低い安定した環境で得られる心の平穏です。取引相手が自分に不利益を与える可能性がほぼないという状況に生じると述べ、「信頼」は、相手の内面や意図への期待から生まれ、不確実性が高い状況でこそ必要とされます。信頼は不安のない安定の上には成立しにくいものと説く。 本著でも触れられているが、コミュ力とコミュ障は親和性があり、集団主義社会における閉鎖的な「安心」環境は、コミュニケーションの型を限定的にしてしまう可能性があると示唆し、この環境下でコミュ障の人は、「信頼」が開かれた多様な相手と築く機会を逃しやすいので、より孤立感を感じやすいと述べる。 さて、現代において、地方と都市では違うはあるのだろうか。以前は村社会で同様の現象が起きていた。田舎で無くても都内でも普通に起きえる。現代でもそうではないかと私は思う。 人間関係は必要だ。どのような仕事であれ、コミュニケーションは必須である。最初は他者との距離感を間違えることもある。それは、誰でも起きる。だが、繰り返していく内に学んで行く。狭い人間関係の中で生きるのは勿体ない。自分の意思で一歩外に踏み出せばきっと世界は広がるし、多くの人の考え方を生きた声へ耳へ傾けて話を聞くのも良いだろう。タイパやコスパよりも傾聴という姿勢で見えてくる世界もある。人間は生きた人生という情報は莫大だ。自分の知らない視点で物を語る時もあるし、皆が同じ視点を持っていることを耳にし目にするだろう。 紀元前も現代も未来も変わらないが、人は言葉と行動が一致している人が信用に値する人物であることを肝に銘じる必要があるだろう。人間が人間であり続ける以上は変わらない。不変の真理だ。 私たちにとって、信頼とは安心とは何かを紐解き、新しいコミュニティへの参加と人間関係の理解を思索し視点を共有する良書であるといえよう。
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がんばって読み終わった。 集団主義社会は安心を生み出すが信頼を破壊する。 信頼には関係強化だけでなく関係拡張の側面もある。 不信の無駄。役所仕事は非効率。規則が多いから。国民が役人を信頼しないから。不信が非効率の強制を伴う規則を生む。 信頼が必要とされるのは社会的不確実性の大きな...
がんばって読み終わった。 集団主義社会は安心を生み出すが信頼を破壊する。 信頼には関係強化だけでなく関係拡張の側面もある。 不信の無駄。役所仕事は非効率。規則が多いから。国民が役人を信頼しないから。不信が非効率の強制を伴う規則を生む。 信頼が必要とされるのは社会的不確実性の大きな状況。パラドックス①常識的には信頼が生まれにくい社会的不確実性が大きな状況で信頼が必要とされ、生まれやすい状況で必要とされない ②集団主義的な安定した社会である日本がアメリカよりも他者一般への信頼の水準が低い ③他者一般を信頼する傾向が強い人は騙されやすいお人好しではなく、信頼度を測る情報に敏感で予測の正確度が高い。 これまで、コミットメント関係のネットワークを拡大することで社会的不確実性を抑えながら機会コストもなるべく払わないようにしてきた(系列や終身雇用)、しかし、コミットメント関係の拡大だけでは近年の急速に拡大する機会コストに対処できなくなってきた。オープン市場的な関係の持ち方へ変わっていくだろう。そのことでコミットメント関係が提供してくれていた社会的不確実性の低減作用とそれに基づく安心が、日本社会の様々な側面から消える。 アメリカの開かれた社会を支えてきた一般的信頼の崩壊が緊急の問題として認識されるようになってきた。 これからは人格の時代? 開かれた社会の基盤としての一般的信頼は社会的知性に裏付けされている。その育成には、関係に依存しない普遍的な原理に従った効率的で公正な社会、経済、政治制度の確立が必要。正直者が得をする社会。
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「信頼」と「安心」の違いが面白い。 どちらも、相手が自分を搾取しないという期待の中で生まれる評価だが、 ・「信頼(trust)」は「相手の人格や相手に対してもつ感情への評価に基づく」 ➡︎ 社会や経済の潤滑油となって、民主的政治や経済発展に繋がる。 Ex)アメリカ型の開かれた...
「信頼」と「安心」の違いが面白い。 どちらも、相手が自分を搾取しないという期待の中で生まれる評価だが、 ・「信頼(trust)」は「相手の人格や相手に対してもつ感情への評価に基づく」 ➡︎ 社会や経済の潤滑油となって、民主的政治や経済発展に繋がる。 Ex)アメリカ型の開かれた社会 ・「安心(assurance)」は、他人に搾取されてひどい目に合う状況の中で、特定の相手とだけつきあうことで、少なくともその相手からは搾取される可能性を低めることで生まれる。 ➡︎やくざ型コミットメント関係 Ex)マフィアや日本型経営。 やくざ型コミット関係で結ばれた社会は、無条件に相手を信頼しようとしない一方で、信頼に基づく関係を持つ人は、相手が信頼に値するかを敏感に見極められる、という指摘が興味深かった。
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