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ギュスターヴ・モロー 夢を編む画家 知の再発見双書77
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ギュスターヴ・モロー 夢を編む画家 知の再発見双書77

ジュヌヴィエーヴ・ラカンブル(著者), 南条郁子(訳者)

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ギュスターヴ・モロー 夢を編む画家 知の再発見双書77

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 創元社/
発売年月日 1998/06/16
JAN 9784422211374

ギュスターヴ・モロー

¥220

商品レビュー

4

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2024/09/20

モローを最初に見たのは、上野の西洋美術館だった。 彼の絵をもっと見てみたいと思った。 本書はそんな希望を満たしてくれた。 図版が美しい。 しかし、モローの繊細な幻想的な作品は、実物を見なければ味わうことができない。 本物を見たい、という熱望を植え付けてくれたのもこの本だ。 モロ...

モローを最初に見たのは、上野の西洋美術館だった。 彼の絵をもっと見てみたいと思った。 本書はそんな希望を満たしてくれた。 図版が美しい。 しかし、モローの繊細な幻想的な作品は、実物を見なければ味わうことができない。 本物を見たい、という熱望を植え付けてくれたのもこの本だ。 モローの最高傑作は「出現」(L’Apparition)だ。 半裸のサロメが指差す先には、彼女が義父ヘロデ王に頼んで切らせたヨハネの首が燦然と輝いて浮かんでいる。 何というグロテスクでエロティックなイメージの氾濫。 図版を眺めながら、本物を見たいという気持ちを抑えることが出来なくなったのは当然だ。 「出現」に出会うためには、パリに行く必要がある。 ギュスターヴ•モローがこの作品を描いたモロー邸が、ギュスターヴ•モロー美術館になっていて、そこに「出現」はある。 パリに行く者が、ルーブル、オルセーそしてオーランジェリーを訪れ、モロー美術館を訪れないのは勿体無い。 モロー美術館は、サクレ•クール寺院の立つモンマルトルから徒歩で15分ほど。 サクレ•クールに行く前に、ちょっと立ち寄るのに丁度良い。 パリに行く時は、サクレクールとセットにしてモロー美術館に行くのが良い。 モロー美術館では、モローの作品を、モローのかつてのアトリエで、思う存分見ることが出来る。 元はモローの邸宅なので、彼の家で彼の作品を鑑賞する、ということになる。 とても静か。 普通の美術館のワサワサした感じは微塵もない。 人が多いパリにあって、ここは逢引きの名所だった、というのをどこか読んだことがある。 モローの絵画と一対一で心置きなく「逢引き」することが出来る。 「催して」きたら、モローが使ったであろうトイレも拝借出来る。 モローもここで座って用を足したのか、と思うと感慨深い。 スッキリしたら、また思う存分モローの世界に浸ることが出来る。

Posted by ブクログ

2009/11/16

以前、クリムト展を見に行ったときに、アートショップで立体ポストカードを買った。その後で、この人の名前を知った。 先日、ルーブル美術館展を見に行ったときも、アートショップで一枚だけ買ったのは、モローの絵だった。(どちらも出展されていた作品ではなくw) 無意識に好きなんだと思う。 フ...

以前、クリムト展を見に行ったときに、アートショップで立体ポストカードを買った。その後で、この人の名前を知った。 先日、ルーブル美術館展を見に行ったときも、アートショップで一枚だけ買ったのは、モローの絵だった。(どちらも出展されていた作品ではなくw) 無意識に好きなんだと思う。 フランスのモローのアトリエ(美術館になっている)に、いつか行ってみたい。

Posted by ブクログ

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