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怪人二十面相
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怪人二十面相
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商品レビュー
4
19件のお客様レビュー
子供の頃はあまり本(活字の)を読まなかった。 江戸川乱歩や怪人二十面相などは名前は知っているが、恥ずかしながら内容は知らない・・・ こんな中年になって初めて読んでみました。 評価が難しいですが、子供が読むなら怪人二十面相の巧妙な手口や拉致監禁する様はけっこうドキドキすると思う。...
子供の頃はあまり本(活字の)を読まなかった。 江戸川乱歩や怪人二十面相などは名前は知っているが、恥ずかしながら内容は知らない・・・ こんな中年になって初めて読んでみました。 評価が難しいですが、子供が読むなら怪人二十面相の巧妙な手口や拉致監禁する様はけっこうドキドキすると思う。 明智小五郎や助手の小林少年というキャラクターも魅力的で良い。 大人が読むには物足りないでしょう。 もともとは1936年(昭和十一年)に雑誌「少年倶楽部」に連載されていたもののようですが、約90年前の作品と考えれば良くできていると思っていいのかな。 出てくる道具など時代を感じるものが多く、そういう意味で今の子供にとっては関心のわくポイントかもしれない。
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ドラマ「新!少年探偵団」の第1話「怪人二十面相」を見た勢いで読み返した。 ドラマは「ほぼ原作に忠実に映像化」という触れ込みで、この話を30分番組で、しかも明智小五郎は女性で、どうやって映像化するのだろうと思ったが、「ほぼ原作に忠実」はあながち嘘ではなく(笑)、面白かった。 「少...
ドラマ「新!少年探偵団」の第1話「怪人二十面相」を見た勢いで読み返した。 ドラマは「ほぼ原作に忠実に映像化」という触れ込みで、この話を30分番組で、しかも明智小五郎は女性で、どうやって映像化するのだろうと思ったが、「ほぼ原作に忠実」はあながち嘘ではなく(笑)、面白かった。 「少年探偵団」シリーズは、小学3、4年生の頃にハマり、学校の図書室で借りまくり、貸し出し中で読めない本があれば市の図書館へ行き、かたっぱしから読んだ。 現在ポプラ社から刊行されているシリーズは、子供向けに書かれたエピソードのみを集めた26巻構成になっているが、当時のシリーズはたしか全40巻近くあり、後の方の巻は完全に大人向け(の話を子供用にリライトしたもの)で、猟奇的な殺人や異常な犯人が容赦なく登場し、何の心の準備もなくこれらとエンカウントしてしてしまって戦慄したのを覚えている。 これが小学校の図書室にふつうに置かれていたのだから大らかな時代ではある。 今読むと、さすがにトリックや変装などは予想がつくところも多いが、それでもやっぱりすごく面白い。子供時代に出会えてよかったと思う。 子供に向けた語りかけるような丁寧な日本語や、戦前の東京のどことなく薄暗い雰囲気もとてもよい。(2021.7.14)
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変装の天才の盗賊、怪人二十面相は、宝石や美術品という美しくて珍しい高価なものには目がないが、現金にはあまり興味がなく、人を傷つけたり殺したりする残酷な振舞いは一度もしたことない。残酷な描写を書かずに、このようなワクワクドキドキさせる話を26年間も書き続けた江戸川乱歩の凄さに脱帽。...
変装の天才の盗賊、怪人二十面相は、宝石や美術品という美しくて珍しい高価なものには目がないが、現金にはあまり興味がなく、人を傷つけたり殺したりする残酷な振舞いは一度もしたことない。残酷な描写を書かずに、このようなワクワクドキドキさせる話を26年間も書き続けた江戸川乱歩の凄さに脱帽。怪人二十面相のこの設定が少年探偵シリーズの品位を保っていると思うし、ここまで長きにわたり読み続けられてきた所以の一つであると思う。戦前の東京ステーションホテルでの明智探偵と怪人二十面相の対決は今読んでもスリルがある。昭和11年作。
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