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三国志(13の巻) 極北の星
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三国志(13の巻) 極北の星

北方謙三(著者)

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三国志(13の巻) 極北の星

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所/
発売年月日 1998/10/28
JAN 9784894560611

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商品レビュー

4

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2024/04/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

一カ月かけて、とうとう読み切ってしまった。 自分の長い旅が一つ終わりを告げた気分です。 本当に面白すぎました。漫画を読んでいるかのようなスピード感でむことができ、テンポもかなり良かったです。一つ一つのシーンが漫画の一コマのようで、少し文字を読むだけで情景がとても想像しやすく、それがテンポの良さを生んだ大きな要因だと思います。 北方謙三の三国志は、大きな国がどうなるかと言うよりも、1人の人間、男の人生がどうなるかを中心に書かれており、世に名を知らしめる天下の武将とて、一人の人間で一人の男。怖いものは怖いし、女は好きで酒も好き、そして女房は怖い。それは今も昔も変わらないのでしょう。男として産まれた以上、共にするしかない運命なのだと思えるようになりました。 個人的には、大きく派手な戦もそうですが、後半になるにつれて、秋(とき)を待つことの辛さが目立つようになり、それはどれだけ辛いことかというのを心から感じました。劉備は特に、本当に自分が輝ける一瞬のチャンスを待ちに待ち続けました。人間というは、耐えることが1番辛いことだと私は思っております。前進も後退も逸れることも許されない、ただ待ち続ける。これができる人間はなかなかいないでしょう。待てるのかどうか、自分が輝く瞬間を信じることができるのか、それまで志を胸に生きる事は、今の世でもとても大切で、今の世に足りない要素なのかもしれないです。 ヒヤヒヤしたのは、袁紹vs曹操の戦です。どちらが勝っても本当におかしくないと思いながら読み進め、袁紹が足元を掬われるかもなと思いつつも、戦がどう転ぶかまでは予想もつかなかったです。ここで曹操は散るのか…そう思いながら、曹操に肩入れして読んでいました。 1番好きな武将は個人的な関羽ですね。劉備という兄はいますが、張飛という弟をしっかり面倒見る長男タイプで、長くじっと耐えながら、道理を説く姿がとても共感でき、そして強いのがとてもカッコよく好きでした。 読んでから気がついたのですが、初めから呉、蜀、魏と分かれているわけではなかったことに気づきました。漢という大きな国が帝の周りを中心に腐りかけていたころに、数々の武将が蜂起した。日本でいうと室町時代から安土桃山時代のいわば、戦国時代のようなイメージで、言われてみれば当たり前です。物語が進むにつれそれぞれの領土が大きくなり、呉、蜀、魏となっていく。読む前は初めから呉、蜀、魏が常に争うものだと予想しておりました。 そして、この呉、蜀、魏。つまり、孫権、曹操、劉備の考え方が本当に違いすぎます。全く違うことであり、どれも天下への道として正しい。そこがまたわかりやすく、どの思想に共感するかによって、この物語の感じ方も大きく変わってくると思います。 本当にこの作品を読めたことは、自分の人生においてかけがえのない経験になる事は間違いないです。男の生き様を学ばせていただきました。本というのは無限の可能性がある。読書という行為がどれほど楽しい事であるかを認識できました。次は、大水滸伝シリーズです。水滸伝は読了済みなので、楊令伝、岳飛伝をまた読みたいです。

Posted by ブクログ

2013/05/02

これは本当に奥が深い!多くの視点から多くの人物を楽しめる。特にクローズアップされていたのが裏切りの連続で親殺しも関係なく無法者とされていた呂布の気持ちなど読んでいてよくわかる。池上先生のコミック「覇」にあるような荒々しい呂布とも違い男として時代を駆け抜ける彼の美しさに心震わされ、...

これは本当に奥が深い!多くの視点から多くの人物を楽しめる。特にクローズアップされていたのが裏切りの連続で親殺しも関係なく無法者とされていた呂布の気持ちなど読んでいてよくわかる。池上先生のコミック「覇」にあるような荒々しい呂布とも違い男として時代を駆け抜ける彼の美しさに心震わされ、それに3兄弟の末弟として強さだけが誇張され続けた張飛の繊細さに心配り、そして人を愛する気持ちなどは彼が死ぬ時にすべて読んできた中の思いが一瞬で溢れてきて涙が止まらない! 先日、北方先生の「黒龍の柩」を読んで山南と土方のお互いの見えない思いについて語ったが、やはりこの三国志も同様であって男性が読むには心を揺さぶるいい作品です。 史実に沿った作品ではあるが、名前だけでしか知らなかった魏延・馬謖・姜維・王平・許褚・張遼・韓当・馬超などもっともっと知りたいと思える人物が本当にいた。話の中で作られた人物が何人も出てくるが、彼らがしっかりとサポートして史実上の人物をどんどんクローズアップさせていく。 頭の中で多くのシーンがフィルムとなって映し出されたが一番は呂布の愛馬である赤兎馬が死に掛けた時に劉備の配下であった成玄固に赤兎馬の命を託すシーンなど今でも僕の勝手な映像として頭の中に残っている。 元々は呂布の配下であった張遼。その後は曹操の勇将として知られるが、呂布軍の伝統を貫き闘志無敵の騎馬隊を率いる姿も忘れられない。やはり何度も言うが北方先生の作品を読むのはすべての先生の作品を読んだ一番最後が妥当だと思う。本当の漢達を読ませてくれます!

Posted by ブクログ

2012/10/15

孔明対司馬懿。司馬懿さんマジドM。 最後のシーン。鉄は何のメタファーだったのだろうか? 自分にはよくわからないかった。が、三国志の時代、劉備や曹操、関羽に張飛に他の英雄達が後の時代に残したものがあるとすれば、赤子の頭ほどの鉄、のような質と形状のものだったんではなかろうか。そのイメ...

孔明対司馬懿。司馬懿さんマジドM。 最後のシーン。鉄は何のメタファーだったのだろうか? 自分にはよくわからないかった。が、三国志の時代、劉備や曹操、関羽に張飛に他の英雄達が後の時代に残したものがあるとすれば、赤子の頭ほどの鉄、のような質と形状のものだったんではなかろうか。そのイメージは、すごくしっくりくる。 そして、北方謙三はそれをこう加工した。鉄をどう捉え、何に使うか。あとは個人個人の問題だろう。

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