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離散するユダヤ人 イスラエルへの旅から 岩波新書
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離散するユダヤ人 イスラエルへの旅から 岩波新書

小岸昭(著者)

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離散するユダヤ人 イスラエルへの旅から 岩波新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 1997/02/20
JAN 9784004304890

離散するユダヤ人

¥220

商品レビュー

5

4件のお客様レビュー

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2023/11/09

その昔、イスラエルにユダヤ人の王国があったが、バビロニアによって滅ぼされ、各地に離散したユダヤ人。 各地で迫害され、宗教も改宗され、密かに信仰を続けた人もいる。 長い歴史の中で、散り散りになったユダヤの人達の中には独自の文化を築いた人達も。 本書では、1492年にスペインを...

その昔、イスラエルにユダヤ人の王国があったが、バビロニアによって滅ぼされ、各地に離散したユダヤ人。 各地で迫害され、宗教も改宗され、密かに信仰を続けた人もいる。 長い歴史の中で、散り散りになったユダヤの人達の中には独自の文化を築いた人達も。 本書では、1492年にスペインを追放された「セファルディ」と呼ばれるユダヤ人の足跡を辿る形になっている。 アフリカに渡り、エジプトへ、中東へ、アジアへ。

Posted by ブクログ

2016/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1997年刊。著者は京都大学総合人間学部教授。  まず本書を研究書やノンフィクションとして読むのは難しく、むしろ紀行文的エッセイの趣き。つまり、①エルサレム行など著者自身の旅の道程と、未整理なままで開陳された著者の思索過程との合わせ技で展開し、本書をして、著者に生まれた疑問に対する回答書として、他人に判らせようと感じる箇所は多くない。  特に、紀行文的時系列で叙述されるあたりは、西洋・キリスト教・イスラムの基本的な時的な先後関係の情報を所与の前提にしている。  換言するに、②読破には、西洋史・キリスト教史・イスラム史。その相互関係といった予備知識を要するのだ。特にユダヤ人の受難史は必須かも。  さて、本書が展開するユダヤ受難史。その一例として、スペインにおいて、ユダヤからキリスト教に改宗した人々を例に出している。  新キリスト教徒とも呼ばれる彼らだが、レコンギスタ期、キリスト教に改宗してもなお迫害され、ないしその迫害の恐れがあって、彼らは北アフリカ・モロッコやオランダへと逃避的な移住を試みている。  この事実は余り見ないし、ユダヤ人の「内なる他者」という現実を、切実にかつ典型的に感じさせる事実だ。  このような挿話は豊かとも言えるが、尤も、ユダヤ系が散見されるドイツ思想の内実に、かようなユダヤ放浪・迫害史が如何に影響を与えたのか?。本書で提起した著者のこの疑問符に対し、本書が何らかの回答を与えたとは言いにくいかもしれない。

Posted by ブクログ

2014/01/20

ユダヤ人は常に夢見てきた。いつの日か自由になる時がくるものと。夢見ることがユダヤ人の生活の核心にあった。 「今日私たちは、トーラーの聖櫃をひとつ仕舞い込んだのです」 これはユダヤ社会においてごくまれにしか使われない崇高な礼賛の言葉。

Posted by ブクログ

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