頬っぺた落とし う、うまい！

嵐山光三郎(著者)

• 内容紹介: 内容:食魔紳士のカレ-. 鯛茶漬けはこう食え. 涙の茶漬け. 湯豆腐がしみる夜. はまぐり汁. すき焼の夕暮. 筍御飯. 意地っぱりの寿司の味. 泣き虫茄子. 塩むすび. 天ぷらが喉をくすぐる. キノコ王,森の宴会. 全国包丁人大会. 蟹の散歩道. 焼酎ホルモン. ラ-メン屋の源さん. 蕎麦仲間. 鰻飯はいろっぽい. 恋のたこ焼き屋. 水羊羹のデザ-ト
• 販売会社／発売会社: マガジンハウス/
• 発売年月日: 1998/10/22
• JAN: 9784838710614

商品レビュー

2013/09/02

ごはんがおいしそうで食べたくなる本って今まで何冊か読んだけど、「作り手」の話が多かった。
これは純粋に「食べ手」の話。
包丁さばきとか、高級な料理はよく分からないけど、料理の世界はおもしろそう。
キノコ汁がたべたくなったよ。

2011/11/11

大学助教授神崎氏のグルメ譚。小説仕立てだけれどアラシヤマ氏の実体験でしょう。あの目をひんむいて食べものに迫る気迫がひしひしと伝わります。
私は月夜にはまぐりがゆったりいい気持ちになって口を開き、おいしい出汁がたっぷりでた「はまぐり汁」を、桜と菜の花の蜃気楼を見ながら食する・・との場面は気絶するほどうらやましかった。

食べものの恨みは後を引く・・。猛然と食欲がむらむらと起こってくる。庶民には縁遠いと知りつつ、いつか食べにいこうと心に期す私でした。