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本田宗一郎からの手紙 現代を生きるビジネスマンへ 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1998/03/10 |
JAN | 9784167596019 |
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本田宗一郎からの手紙
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(印象的な箇所の抜粋) ・(p.87)なぜこんな一見むだだと思えることをするのか。機械を買ってきてつかえば簡単だ。金儲けを早くしたいならそうする。しかし、いつも他人ばかりに頼っていて、自主性というのがなくなった起業は、これからほろびる起業だということを申し上げたい。 一番大切なのは何か。これからは、創造性によっていつでも主導権を握る技術を養成することがいちばんたいせつなことなのだ。 ・経営というものは、人の利益をまず一番に勘定してやるべきだ。人の利益の感情ができないような経営というものは、よした方がいい。 自分が儲けたいなら、まず人に利益を与えることを考えよ。そのあとに、そのおこぼれをもらう。これが経営のほんしつでなければならない。 ・「惚れて通えば千里も一里」という諺がある。 それぐらい時間を超越し、自分の好きなものに打ち込めるようになったらこんな楽しい人生はないんじゃないかな。 そうなるには、一人一人が自分の得手不得手を包み隠さずはっきり表明する。石は石でいいんですよ。ダイヤはダイヤでいいんです。そして、監督者は部下の得意なものを早く掴んで、伸ばしてやる。適材適所を配慮してやる。そうなりゃ石もダイヤもみんなほんとうの宝になるよ。 ・あまり美人でなくても姿の良い女の方がいる。 自分は顔よりも姿に深い感心をもっている。顔の造作は生まれつきだが、姿を生かす殺すは頭の働きによって定められる。まことに姿は心の鏡だと思う。 上品にも、端正にも、下品にも、知能のいかんはすぐうかがわれるものだ。 (中略) 私は上品で、端正で、少しくらい色気がある姿が好きだ。なんでもかんでもどぎついアクセサリーばかりに気を取られているのは、売春婦のそれと同じで、内容は空虚だから魅力がないものだ。 ・「見学」という言葉があるだろう。だが、「見学」という字、あれは見て学ぶということなんだろうが、目で見る見学ではだめだ。「見学」ではなく観察する見方、つまり「観学」でなければならない。 本当の見方というものは観察することによってのみ、正しい知恵が出てくるんです。「観学」するには何が一番大切か?それは苦労することなんです。 ・世の中へ生まれた時は働き虫として生まれたんじゃない。 やっぱり何か楽しみたいんですね。本当から言えば、俺は楽しみたいからその楽しむための時間と金がほしいんだよ。それだから一生懸命働いたんだ。 だから、一番大事なことはたのしむことなんです。楽しむといっても金だけあっても楽しめない。時間というものがなければならない。だから、そこで能率というものをあげれば時間と金と両方とももらえる。 能率とは短時間のうちにたくさんの量を仕上げることなんですね。時間を延長してたくさん仕上げてもこれは能率じゃない。要するに、能率をあげるとか働くとかいう問題は、自分の楽しみを得るという目的があるからやるんだということなんです。
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本田宗一郎さんからホンダの社員さんへのメッセージが綴られた一冊です。 本田宗一郎さんの気持ちが伝わってきます。 時には社員を怒鳴り、頭をひっぱたくほどの頑固おやじだけど、愛情をもって社員を一人の人間として接していたからこそ、多くの人が本田宗一郎さんについていき、ついには世界のホン...
本田宗一郎さんからホンダの社員さんへのメッセージが綴られた一冊です。 本田宗一郎さんの気持ちが伝わってきます。 時には社員を怒鳴り、頭をひっぱたくほどの頑固おやじだけど、愛情をもって社員を一人の人間として接していたからこそ、多くの人が本田宗一郎さんについていき、ついには世界のホンダに成長したのでしょう。 意外にも、本田宗一郎さんは読書嫌いだったんですね。
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本田宗一郎が社内に向けて書いた社内報をテーマごとにならべたもの。 簡単に読めておもしろい。 本田宗一郎の他の本が読みたくなる。 でも結構『私の履歴書』の後半とかぶっている。 また、この本を読んで若いうちにたくさん失敗しておこうと思った。 しかし、もし自分が働いている会社で...
本田宗一郎が社内に向けて書いた社内報をテーマごとにならべたもの。 簡単に読めておもしろい。 本田宗一郎の他の本が読みたくなる。 でも結構『私の履歴書』の後半とかぶっている。 また、この本を読んで若いうちにたくさん失敗しておこうと思った。 しかし、もし自分が働いている会社でこんな社内報が送られてきたら、素直に感心できるかな。
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