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壇林皇后私譜(第10巻) 檀林皇后私譜 杉本苑子全集10
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
| 発売年月日 | 1998/05/06 |
| JAN | 9784124034530 |

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壇林皇后私譜(第10巻)
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2月に永井路子『王朝序曲』、4月に三枝和子『薬子の京』を読んだ。前者は冬嗣目線。 3作品とも、桓武帝・平城帝・嵯峨帝の造形はほぼ同じだけど、藤原内麿・冬嗣父子が冷遇されているのが興味深い。嘉智子にとって藤原北家の二人は同陣営のはずなのに、心境によるバイパスのかかり具合が複雑なんだな。って言うほど嘉智子も善人には見えないけど、ま、主人公だから。良房の代になると多少緩むのは、嘉智子も歳を取るせいか。何気に姉の安子が物語の重鎮。最後まで死なないしな。 薬子の兄・仲成が頑張ってるし、高津王妃も結構出てくる。また早々に退場する運命とはいえ、前歯が欠けて偏屈でノッポでマザコン気味の伊予王子も、かなり存在感あり。そして嘉智子の従兄弟・橘逸勢も。空海と「海坊主・橘秀才」なんて戯れていたのが、帰国後は奮わないのが残念。 出だしが渋い。嘉智子の輿入れ直前。そこから橘逸勢と嘉智子の、森の奥に逼塞する祖父・奈良麿との邂逅が回想される。そして嫁入道中で坂上田村麻呂と遭遇。 高津王妃と安殿親王の見舞いに行った際、昔話の流れで井上・他戸母子や早良王子の因縁が説明される展開が自然で上手い。賭け囲碁で山部王子を所望する井上皇后もスゴイが、コトを勧める百川がもっと恐いわ…。 平城上皇の見送りで嵯峨帝の妻子が一堂に会し、妻達が他の妻子の存在を知るシーンもある意味で恐い。有智子内親王が目立ってるが、この中に後の潔姫や源融もいるわけよね、きっと。 夫の即位直前に溺死する高志王妃、母とガチで衝突する正子、承和の変後の失意の仁明帝、逸勢の配流を見送る小野篁…と人物造形も鮮やか。 前半はあまり出世欲もなく、正義感振りもあった嘉智子だが、母になると豹変。瀕死の冬嗣に恒世親王の処分を仄めかすとこなんか、ゾッとしたわ。正良は既に立太子してるのに、だよ。 ラストは嘉智子の死だが、直後に良房が惟仁親王を立太子する。そして続きは『山河寂寥』へ…。 あ、采女の廃止って平城帝の時代だったんですね。
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これまで何回か読んでいたので、今度は飛ばし読み。 歴史小説の面白さは、教科書に載っているような事件や人物が 本当は血もあり肉もある、現実のものとしての臨場感が感じられること。 知識としてしっていた、皇太子を廃する事件、謀殺暗殺の数々が手に取るごとく分る。しかもこの小説には、嗅覚ま...
これまで何回か読んでいたので、今度は飛ばし読み。 歴史小説の面白さは、教科書に載っているような事件や人物が 本当は血もあり肉もある、現実のものとしての臨場感が感じられること。 知識としてしっていた、皇太子を廃する事件、謀殺暗殺の数々が手に取るごとく分る。しかもこの小説には、嗅覚までも刺激されるような描写も。 平安時代前期の各種事件が満載。高貴な女性たちの生き様は現代の女性の欲、嫉妬、情、あれこれ何ら変わることもない。 この本を再読してことで、またフラフラとタイムマシンに乗って出かけたくなります。
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舞台は嵯峨帝の時代。不比等と橘三千代の子孫にあたる橘嘉智子が帝の妻として、また皇后としての役割をしたたかに乱世の中で果たしていく物語。
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