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最高裁物語(上) 秘密主義と謀略の時代 講談社+α文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1997/04/20 |
JAN | 9784062561921 |
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最高裁物語(上)
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
上下巻ありますが、上だけでお腹いっぱい。 すみませんが下巻は読む体力がなかったorz ただ、「虎に翼」でこの本に出てくる最高裁が出来た当時の話が出て来て、そこは興味深かった。(ていうか、テレビドラマの感想ですよね。。。)
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三権分立とはいうが、立法権、行政権、司法権の関係って未だにもやもやしている。議院内閣制といわれている我が国なんて、立法府の議会が内輪の議員の中から選んだ首相が行政府の内閣を組閣して、大臣だってほとんどが議員なわけでしょ。でもって、司法府を統括する最上位の最高裁判所の長官や判事は、...
三権分立とはいうが、立法権、行政権、司法権の関係って未だにもやもやしている。議院内閣制といわれている我が国なんて、立法府の議会が内輪の議員の中から選んだ首相が行政府の内閣を組閣して、大臣だってほとんどが議員なわけでしょ。でもって、司法府を統括する最上位の最高裁判所の長官や判事は、内閣が指名するんだもの。こんなんで分権と言われてもなと、ずっと不思議だったんである。そんなおバカが読むには、かなりハードルが高いとは思いつつも挑んだ。うむ、やはり権力は分散しているのだろうか。
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ジャーナリストの山本氏による戦後から現代における最高裁におけるリベラルとコンサバティブとの戦いの歴史を描いた一冊。非常に心が打たれたというのが正直な感想である。戦時中に人権保障に何も貢献できなかった大審院の経験を踏まえて、立ち上がる戦後の「良心的な」リベラル裁判官と早くも政府との...
ジャーナリストの山本氏による戦後から現代における最高裁におけるリベラルとコンサバティブとの戦いの歴史を描いた一冊。非常に心が打たれたというのが正直な感想である。戦時中に人権保障に何も貢献できなかった大審院の経験を踏まえて、立ち上がる戦後の「良心的な」リベラル裁判官と早くも政府との関係を深めるコンサバ裁判官との権力闘争は目を瞠るものであった。戦時中も反抗の意思を貫き、裁判に関する憲法起草にかかわった裁判官がその闘争に負けた瞬間は、あっけなく、そして哀愁にただよっていた。史料検証や事実認識が的確であるかどうかは著者がジャーナリストであるということで言及はしないが、苦い現実を鋭く抉ったノンフィクションであると私は思っている。
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