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逃亡
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逃亡

帚木蓬生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 1997/05/30
JAN 9784103314080

逃亡

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商品レビュー

4.6

10件のお客様レビュー

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2026/01/31

広州と香港で日中戦争の時の憲兵だった守田という人が戦後中国から引き揚げる話。 守田は作者と同じ福岡県小郡市出身。  終戦直後の広州と香港のころの書き出しは昭和13年から帝国陸軍中国南方軍兵士となり、北京で憲兵となるまでのいきさつや憲兵として広州や香港での活動、人間関係などの話が混...

広州と香港で日中戦争の時の憲兵だった守田という人が戦後中国から引き揚げる話。 守田は作者と同じ福岡県小郡市出身。  終戦直後の広州と香港のころの書き出しは昭和13年から帝国陸軍中国南方軍兵士となり、北京で憲兵となるまでのいきさつや憲兵として広州や香港での活動、人間関係などの話が混じり、話がなかなかすすまないが、 九州に戻ったあたりからペースが速くなる。 彼の憲兵としての中国での活動がB及びC級戦犯となることに確信を持ち日本での復員市民復帰を続ける。  陸軍憲兵というとナチのゲシュタポのような組織だというイメージだけど、 作者が守田の上司である久保曹長にいわせることば: 任地でお国のために尽くした憲兵ほど連合軍は憎い。それはそうでしょう。 自分たちがそのぶんだけやられたわけだから。 口惜しいのです。 仕返しをしてやりたいのです。 しかしあれは戦争。お国のために死に物狂いで戦ったのはお互いさま。 たまたま向こうが勝ったからといって、兵士をいちいち捕まえるなんて、 理屈がとおらない。 捕まえるなら、戦争をおっ始めて、トコトンやれといった偉い連中ですよ。 末端の兵隊に罪はない。  この小説はこれを作者がいいたいからこの作品は生まれたたのだろうと思う。 しかしおれはこの意見にはまったく賛成できない。 憲兵が憎いのは連合軍ではないと思う。 一般市民だと思う。 戦場で戦った兵士と占領地市内を監視、警備する憲兵をきっちり分けて考える必要があると思う。 第2次世界戦争で日本は満州を含み、中国、東南アジア、すべての占領地での行政、住民懐柔に失敗したと思う。  この本を読む限り、ここにはかなり詳しく守田が憲兵になるための教育についてページが咲かれているが、まったくこの部分の教育について言語教育以外は触れていない。  アメリカの現在の兵隊はこういった教育をやっていないと聞いている。 日本を戦後占領したアメリカ軍のMPは? 占領軍のアメリカ軍MPと、占領軍の日本軍の憲兵というのは同じような任務をやったのではないか? その違いをもう少しこの本でも、小説としてでも取り上げてもらいたかった。  昔読んだこの本シンガポールの話だが香港のこの話と似たような題材を扱ったものだと思う。 https://booklog.jp/edit/1/0393326543 おれはこっちのほうを勧める。

Posted by ブクログ

2017/06/05

故国が終戦と同時に憲兵に牙をむいた。 諜報活動に明け暮れた香港から身分を隠し名を偽り、命からがら、苦難の末に辿り着いた日本。 だが、日本のために諜報活動に明け暮れた報いが、「戦犯」の二文字だった―。 国家とは何か。責任とは何か。愛とは、死とは…。 元憲兵の逃亡行、緊張感とヒ...

故国が終戦と同時に憲兵に牙をむいた。 諜報活動に明け暮れた香港から身分を隠し名を偽り、命からがら、苦難の末に辿り着いた日本。 だが、日本のために諜報活動に明け暮れた報いが、「戦犯」の二文字だった―。 国家とは何か。責任とは何か。愛とは、死とは…。 元憲兵の逃亡行、緊張感とヒューマニズム溢れる超大作!

Posted by ブクログ

2016/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初見た時あまりの厚さにびっくりしたけど、何とか622pを読むことができました。 初めの方は、内容が痛々しかったけど、日本に戻ってくるようになってからだんだんと面白くなってきた。 終戦と同時に憲兵だったという理由から戦犯となり逃亡生活を送ることになった。 実家に帰って数か月たつと戦犯扱いになったことから、日本中を逃げるようになった。 知人、親せきを頼ったり、塩を作って売りに歩いたり、畑で作物を作ったりした。 戦後の描写はひどい状況で、焼け野原、食糧不足、いんじょう者、同じように先般で逃げ惑う人。 せっかく生きて日本に帰ってきたのに、戦後の裁判で死刑になったり懲役がつくのはおかしいと思う。 敗戦国は裁かれて勝戦国(原爆や空爆で民間人を無差別に殺害した事実)は裁かれないのはおかしい。

Posted by ブクログ

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