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子どもの健康診断を考える ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1997/03/24 |
JAN | 9784480032553 |
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子どもの健康診断を考える
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みなさん、毎朝、いい色、いいかたさのウンコが出ますか?毎日調べて学校の先生に報告しなさい。こんなこと言われたらどうします?でも、これ実際にあった話だそうです。そんなのほっといてくれよーーーと言いたくなりますよね。1日に4回ウンコをしようと、4日に1回だろうと、それはその人の体質に...
みなさん、毎朝、いい色、いいかたさのウンコが出ますか?毎日調べて学校の先生に報告しなさい。こんなこと言われたらどうします?でも、これ実際にあった話だそうです。そんなのほっといてくれよーーーと言いたくなりますよね。1日に4回ウンコをしようと、4日に1回だろうと、それはその人の体質によるもの、そんな気にする必要はない。健康診断というと座高を調べられるけれどこれは何のためなんだろう。身長、体重はまあ記録しておいてもいいような気もするけど。私は自慢じゃないけど座高が高かったので、結構気にしていたのです。本書では、出生前診断から学童期の健康診断までのいろんな疑問点について突っ込んだ議論がなされています。そして、さらには我々の健康観にまで話はおよびます。著者は現代を「健康強迫症の時代」とよんでいます。健康のためにスポーツをして、健康のために健康食品を買い込んで、健康のために、健康のために・・・その方がよほど病気のような気がします。病気が悪いと言ってるのではありません。病気ということに気がついて、病気と闘うのではなく、まあ病気だけど気長につき合っていきましょうか、それくらいの気持ちが良さそうです。著者には障害を持った子供がいます。実はそこから見えてくる健康診断の意味、それが本書を著すきっかけになったのだそうです。何も考えずに毎年健康診断を受けている人、ちょっと疑問に思ってみませんか。
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2014.6.9市立図書館 あたりまえのように受けてきた妊婦健診、乳児検診、就学時検診、学校検診・・・たまたま子らにはもんちゃくの種がほとんどなかっただけで、実はいろんな問題をはらんでいるのだと改めて知る。 病気と闘い打ち勝たなければならないという考えを押し進めていくと、障害者や...
2014.6.9市立図書館 あたりまえのように受けてきた妊婦健診、乳児検診、就学時検診、学校検診・・・たまたま子らにはもんちゃくの種がほとんどなかっただけで、実はいろんな問題をはらんでいるのだと改めて知る。 病気と闘い打ち勝たなければならないという考えを押し進めていくと、障害者や弱者を差別し切り捨てる社会になる。「健康第一」「病気になるのは自分の落ち度」という生き方はしあわせか。病気には効用だってあるのではないか(結核と青年期の精神病の例など)。わかりやすい例をつぎつぎ示しながら「健康至上主義」に疑問を投げかける一冊。
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