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亜智一郎の恐慌
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 1997/12/10 |
JAN | 9784575233223 |
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亜智一郎の恐慌
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
まず表紙をめくりますと、表紙の「模様作成」の担当者は泡坂妻夫とある。泡坂さんの『家紋の話』を読んだ私としては、そのこだわりは「わかりますよ!」と声をかけたい気持ちになる。 そして続く目次の先頭タイトルは「雲見番拝命」。さすがあい様(亜愛一郎)のご先祖様! というふうに本編に...
まず表紙をめくりますと、表紙の「模様作成」の担当者は泡坂妻夫とある。泡坂さんの『家紋の話』を読んだ私としては、そのこだわりは「わかりますよ!」と声をかけたい気持ちになる。 そして続く目次の先頭タイトルは「雲見番拝命」。さすがあい様(亜愛一郎)のご先祖様! というふうに本編に入る前から既にニヤニヤだが、さらに読んでいくと、さきほども触れた『家紋の話』や『大江戸奇術考』といった他の著書で感じられた、泡坂さんの江戸文化に対する敬愛の念が、登場人物の職業や趣味にもろに反映されていることがわかる。敢えて俗っぽく言えば「江戸オタク全開」で楽しそうだなあ、と。 さて、舞台は幕末の江戸。話の運びや雰囲気はさすがにこれまでの亜愛一郎シリーズとはあまり似ていなく、歴史上の有名な出来事に沿いながらその陰に隠れた人々の生活の悲喜交々を描く、そしてもちろん謎解きもあるという、歴史小説風ミステリー。肝心の亜智一郎さんは、お侍さんであるせいか、子孫の愛一郎さんよりはもう少しちゃんとしている印象だった。雲見番を拝命する四名のメンバーたちもそれぞれ個性があり魅力的で、お互い望んでチームになったわけではないがまあそれなりに認め合って仲間としてうまくやってる感が、サラリーマンらしくて共感できた。 亜愛一郎シリーズ以外の登場人物のご先祖様と思われる人物もちらほら登場し、何人わかるかでアワツママニア度チェックができそう。私は三〜四人ほど気がついたけれど、なんとなくもうちょっと仕込んであるように思う。わからないから根拠はないが。
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愛一郎の先祖である 智一郎が出てくる時代小説+ミステリー。 先祖のほうがドジではなくて 結構頭の冴える人です。 でも、やっぱりいじられるのは変わりがないですがね。 回文のネタにされてますし。 幕末にかけておきる 数々の怪事件。 中にはなんてことのないものに 大掛かりな陰謀が絡...
愛一郎の先祖である 智一郎が出てくる時代小説+ミステリー。 先祖のほうがドジではなくて 結構頭の冴える人です。 でも、やっぱりいじられるのは変わりがないですがね。 回文のネタにされてますし。 幕末にかけておきる 数々の怪事件。 中にはなんてことのないものに 大掛かりな陰謀が絡むものもあったりします。 そう、地震予測装置に見えて実は …だったりとか。 智一郎のほかの3人が なかなか面白い人物なので 飽きませんでした。 特に忍者の猛蔵が。
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雲見番を隠れ蓑に隠密としても活動していた亜智一郎の物語。亜愛一郎のご先祖さまだと思って見てみると、智一郎のほうが「知略」って言葉が似合うかなという気もします(笑) 随所に挟まれた小ネタにもにやり。
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