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ほんとうの考え・うその考え 賢治・ヴェイユ・ヨブをめぐって
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ほんとうの考え・うその考え 賢治・ヴェイユ・ヨブをめぐって

吉本隆明(著者)

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ほんとうの考え・うその考え 賢治・ヴェイユ・ヨブをめぐって

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春秋社/
発売年月日 1997/01/20
JAN 9784393331675

ほんとうの考え・うその考え

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商品レビュー

3.7

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2023/06/29

ほんとうの考えうその考え 吉本隆明 春秋社 吉本隆明も宮沢賢治も ましてや日蓮もユダヤ教に準ずるモノも ベタベタねちぃ濃くて馴染めないわ〜 言葉という現象界の道具で 一点のみを捉えればすべてホントであり 前後左右上下を視野に入れて読めば すべてが矛盾でありウソでしかない 裏表の...

ほんとうの考えうその考え 吉本隆明 春秋社 吉本隆明も宮沢賢治も ましてや日蓮もユダヤ教に準ずるモノも ベタベタねちぃ濃くて馴染めないわ〜 言葉という現象界の道具で 一点のみを捉えればすべてホントであり 前後左右上下を視野に入れて読めば すべてが矛盾でありウソでしかない 裏表のある姿形で表現するとは 部分と全体の関係を問題として 語ると言うことだろう その一瞬にすべてが通じる裸の テレパシーと言う表現が可能だとすれば そのすべてが透明でありホントなのだろう 要するに視野の広さの問題であるし 重力場であるこの相対性時空間は 五感による摩擦と言う 喜怒哀楽のリアリティを通して 一つひとつその場の物事を理解し 意識を育てていく冒険の世界なのだと 今の私は考えている 全知全能の神が目的もなく 戯れで無知無能を演じる必要が どこにあるのだろうか? 悟とは他力も自力もひっくるめて 限りのない出合いを 重ねて行くことなのだろう

Posted by ブクログ

2019/07/17

吉本隆明 「 ほんとうの考え うその考え 」 宮沢賢治の文学、ヴェイユの神学、ヨブ記 から 普遍的宗教を示唆した 講演集。普遍的宗教を問うためのモチーフとして 銀河鉄道の夜 のセリフ「ほんとうの考え と うその考え を分けることができたら、その実験の方法さえ決まれば、信仰は 科...

吉本隆明 「 ほんとうの考え うその考え 」 宮沢賢治の文学、ヴェイユの神学、ヨブ記 から 普遍的宗教を示唆した 講演集。普遍的宗教を問うためのモチーフとして 銀河鉄道の夜 のセリフ「ほんとうの考え と うその考え を分けることができたら、その実験の方法さえ決まれば、信仰は 科学と同じ」を取り上げている。 著者が考え続け普遍的宗教を持つ人物とは 「雨にも負けず〜そういうものに私はなりたい」の 私 のような聖人ではないだろうか? 銀河鉄道の夜「ほんとうの考え と うその考え を分けることができたら、その実験の方法さえ決まれば、信仰は 科学と同じ」から宮沢賢治の宗教的到達点を論じている *信仰=宗教の信心を含む すべての種類の信じ込むこと *実験方法=勉強して 自分自身を 本当の考えと嘘の考えを分ける実験装置にする *科学=敵対、憎悪など人間悪なしに 本当の考えと嘘の考えを分けること 宮沢賢治は法華経のどこを読んだか *法華経の眼目=個の完成した意味の悟りでない、意識しないでいける道を万人にとれなければ悟りでない *安楽行品(文学、芸術に近づくな)を独自解釈した *常不軽菩薩品を倫理の問題として読んだ 安楽行品を どのように 思想的に解決したか *マリヴロン「わたしはいつでも あなたが考える そこにいる」→芸術家から宗教家への変身 *変身=人に気付かれないように 万人が行ける道を作る *宮沢賢治は 芸術の宗教性を 物語に取り込んだ 常不軽菩薩品の倫理問題 *鳥を捕る人=差別された人、弱小な人→これらの人に対するシンパシーに気づくことが最高の倫理 宮沢賢治の宗教観 *宗派を超えた神、宗派を超えた思想に到達できる方法がある *その意思が 宮沢賢治の文学の宗教的匂い ヨブ記=自然、倫理、信仰の葛藤の物語 *善い人なのに 悪い目ばかりあうヨブ *神=自然〜善悪問わず 同じように災害にあう *ヨブの神に対する抗議〜神と自分の仲介者を求める *ヨブ=福音書のキリスト *内村鑑三〜ヨブの苦難は 神が 信仰の深さを試みるための試練

Posted by ブクログ

2018/04/13

親鸞,ヴェイユ,そしてヨブ.ほぼ日の吉本隆明講演集でそれぞれのテーマについて聴いているだけではみえなかった,これら3つをつなぐ統一宗教という線の存在が,本書を読むことではじめて見えました.

Posted by ブクログ

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