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妖・花食い姥 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:ひもじい月日.黝い紫陽花.妖.二世の緑拾遺.花食い姥.猫の草子.川波抄 著書目録:p306~311 |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1997/01/13 |
JAN | 9784061975507 |
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妖・花食い姥
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
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- ネタバレ
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「春雨物語」絡みということで、 「二世の縁 拾遺」狙いだったんですが。 「黝い紫陽花」が面白かった。思わぬ拾い物!! 大戦末期。コネや金銭で徴兵逃れを画策する親族を尻目に 清く正しく息子を育てた母親が主人公。 いざ我が子となったときにその誘惑に屈し、息子に糾弾される。 「お母さんはここまで来て、やっぱりあの連中と同じことをやった」 そして失意の息子は後に発狂。でも実は・・・の伏線に、 彼には紫陽花がどす黒く見えた、ってとこが効いてきます。 結局、母の取った行動は・・・・。うわ、シビア。 メリメの「マテオ·ファルコーネ」を裏返した感じ、で伝わります?? ^^; 尤も、あれほどストレートな話ではなく、 死んだ息子や親友やらの絡みでもう少し複雑な話、かな。 誰もが良かれと思ってとった行動が運命のカラクリで 悲劇を招く・・・ってタイプの作品が個人的に好み、ってのも ありますが、作品の完成度もかなり高いと思います。 なんでこれ、マイナーなんだろー? 他に、 「ひもじい月日」「花食い姥」「妖」「猫の草子」「川波抄」を収録。 なぜか表題作だけが明るい話だ・・・
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