1,800円以上の注文で送料無料

一休道歌 三十一文字の法の歌
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1215-05-07

一休道歌 三十一文字の法の歌

禅文化研究所(編者)

追加する に追加する

一休道歌 三十一文字の法の歌

定価 ¥2,090

1,430 定価より660円(31%)おトク

獲得ポイント13P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 禅文化研究所
発売年月日 1997/12/08
JAN 9784881821220

一休道歌

¥1,430

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2017/10/29

池田某が、狂雲集とともにあげていた一冊。坂口尚の『あっかんべぇ一休』を読んでから、この一休といふ人間がどのやうにものを考へ、生きて死んでいつたのか戀ひ焦がれたかわからない。 乱世の中に産み落とされ、数奇なご縁から僧侶として生きることを定められ、時に苦しみ、時に悲しみ、それでも彼は...

池田某が、狂雲集とともにあげていた一冊。坂口尚の『あっかんべぇ一休』を読んでから、この一休といふ人間がどのやうにものを考へ、生きて死んでいつたのか戀ひ焦がれたかわからない。 乱世の中に産み落とされ、数奇なご縁から僧侶として生きることを定められ、時に苦しみ、時に悲しみ、それでも彼は自分自身の等身大で生き抜いた。 世界からひとの苦しみはなくなることはない、けれど、苦しみもまたひとつの流れの中にある。喜びも悲しみも同じ掌の裏と表、右手と左手の間にあって輝くものだ。さう知つてしまつた。不自由であるから自由であると知つてしまつた。生命の輝きがこれほどまでにまばゆいものであるとは。 存在すること、それ自体がすでに分かち隔てることの始まりである。分かつことは清いものも穢きものも生み出してしまふ。何かを捨てやうとすること自体が、穢れを厭ふ欲の現れなのである。どうあつても、欲を捨てることなどできやしない。存在せずには居られない、この驚くべき事実。生きてゐるからこそ、死んでゆける。一生とはこの死んで行く生を愛おしむことにあつた。 ここまで知つてしまふと、逆に生きにくくはなかつたのか。坂口尚の一休は、常に世に遍く糸を張り巡らす蜘蛛、虚無との闘いが描かれてゐる。ここに書かれた数々の歌は、彼が自分自身に言い聞かせるやう、そのやうな気がする。惱み、苦しむひとに対しても、ものをわかつた気になつて騒ぎまき散らすひとに対しても、彼は自分の知りえたことをつと嚴しくもやさしく、まるで自分自身を勵ますやうな。 風狂とは、周りの評価であつて、決して彼自身狂つてゐるつもりはない。いや、自分が他のひとよりも狂つてゐることを誰よりも知つてゐる。人間等身大に生きて死ぬことに、僧侶であることも、男であることも、身分の貴賤もなにひとつ関係ないのである。それを堂々と生きただけである。それができるからこそ、まじめに狂つてゐると言へやう。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す