- 中古
- 書籍
- 書籍
これからの社会主義 市場社会主義の可能性
定価 ¥2,640
1,155円 定価より1,485円(56%)おトク
獲得ポイント10P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 青木書店 |
発売年月日 | 1997/02/25 |
JAN | 9784250970016 |
- 書籍
- 書籍
これからの社会主義
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
これからの社会主義
¥1,155
在庫なし
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
本書はアナリティカル・マルキシズムに関する本である。具体的には、ソ連崩壊を題材にしつつ、資本社会主義について今後の展望を数理的・歴史的基礎付のもと議論を展開している。 読みはじめてすぐに、アナリティカル・マルキシズムがマルクス主義とはかなり異なることがわかる。確かに両者は平等主義...
本書はアナリティカル・マルキシズムに関する本である。具体的には、ソ連崩壊を題材にしつつ、資本社会主義について今後の展望を数理的・歴史的基礎付のもと議論を展開している。 読みはじめてすぐに、アナリティカル・マルキシズムがマルクス主義とはかなり異なることがわかる。確かに両者は平等主義という観点に属するが、マルクス主義ほどの社会主義であったり平等主義的立場を求めてはいない。例をあげるならば、幸福の追求に関して、幸福を追求する権利の平等を提唱するが、幸福の平等までをも追求してはいない。また、市場のいい部分をできる限り引き出そうという点も、マルクス主義とはやや異なるのではないんだろうか。いずれにしても、ローマーは、つまるところ、機会の平等に関してわれわれに気鋭な知見を与えてくれるので、そう言った意味でも本書は読むに値する本だと思われる。 全体としては、ソ連崩壊について、ちょうど政治哲学と政治経済学の間のような議論をがメインとなる。数理的な基礎付けのもと議論を展開しているが、本書では極めて平易に書かれているため、数学が苦手な読者にとっても理解しやすいと思われる。 意外だったのが、かなりハイエクやシュンペーターの議論とリンクしていることである。そういう意味で、ハイエクやシュンペーターの議論を踏まえた上で本書を読むと理解がより深まるかもしれない。
Posted by