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尾張春風伝(下)
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尾張春風伝(下)

清水義範(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎/
発売年月日 1997/11/19
JAN 9784877281915

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2024/08/25

何という運命の変転か、3代藩主の20男(!)だった男はついに7代目尾張藩主となって世の表舞台に登場する。奇しくも紀州徳川家の4男から藩主、そして8代将軍へと昇りつめた徳川吉宗とは好対照となる存在になったのだ。しかも徹底した質素倹約策を推奨する将軍の方針とは真逆の、ド派手な財政出動...

何という運命の変転か、3代藩主の20男(!)だった男はついに7代目尾張藩主となって世の表舞台に登場する。奇しくも紀州徳川家の4男から藩主、そして8代将軍へと昇りつめた徳川吉宗とは好対照となる存在になったのだ。しかも徹底した質素倹約策を推奨する将軍の方針とは真逆の、ド派手な財政出動策を次々と繰り広げる。 下巻はこの二人の対立を軸に、その後の運命の変転を描いていく。あくまでも結果論に過ぎないが、"緊縮のしすぎ"も"バブルの行き過ぎ"もうまくいかない。本書の連載があった1996年頃、日本はバブルが弾けて底なしの景気低迷に落ち込んでいった頃だ。『過去に学び、同じ轍を踏まない事が歴史を学ぶ意義』とわかっていても繰り返してしまうのが人間の性なのだろうか。そんな思いを新たにした良い読書ができました。

Posted by ブクログ

2016/11/06

 尾張藩の七代藩主となる徳川宗春(松平通春)の生涯を描いた小説。  上巻では、通春の青年時代の話であった。尾張藩主の息子であるが、部屋住みの責任のない立場。それゆえ自由に振る舞っていたのである。下巻ではその後の話。  跡取りのない大久保松平家の養子に入って、小藩の大名となった後...

 尾張藩の七代藩主となる徳川宗春(松平通春)の生涯を描いた小説。  上巻では、通春の青年時代の話であった。尾張藩主の息子であるが、部屋住みの責任のない立場。それゆえ自由に振る舞っていたのである。下巻ではその後の話。  跡取りのない大久保松平家の養子に入って、小藩の大名となった後、尾張藩の藩主である継友が麻疹で他界。尾張藩主となる。  尾張藩主として、名古屋を治めるにあたり、祭りごとを派手に進めたり遊廓を作ったりと、何事も派手で華やかにした。  しかし、質素倹約を旨とする八代将軍徳川吉宗とは、苦々しく思っていた……。  明るく華やかで、かぶき者の宗春(通春)と、対照的に質素な吉宗。  その溝は深く……。  下巻では宗春が尾張藩を継いでからの話となります。現代では当たり前な経済活動のことを、江戸中期にすでに理解していた点、すごいお殿様だったのですね。  ただ、時代の流れといいますか、そのときでは悪いことだとなってしまい、なんかやるせなく感じました。  著者の清水義範さんが、名古屋出身で、その名古屋の中日新聞で連載されていたため、たいへん名古屋贔屓です。  所々、現代の筆者の話が出てくるのが独特ですね。

Posted by ブクログ

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