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展望 沖縄の農業
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 琉球新報社/ |
発売年月日 | 1997/07/31 |
JAN | 9784897420035 |
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展望 沖縄の農業
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大城喜信は、「昨今の沖縄農業は、 高齢化や後継者不足、サトウキビの収穫放棄等の 内的な問題のほか、国内における産地間競争や 海外からの安い農産物の輸入攻勢など、 外的な問題を抱え、粗生産額は低迷し、 前途に明るい展望が見えにくい状況にある。」 (12)と指摘している。 ①農林水...
大城喜信は、「昨今の沖縄農業は、 高齢化や後継者不足、サトウキビの収穫放棄等の 内的な問題のほか、国内における産地間競争や 海外からの安い農産物の輸入攻勢など、 外的な問題を抱え、粗生産額は低迷し、 前途に明るい展望が見えにくい状況にある。」 (12)と指摘している。 ①農林水産物販売促進協議会 ②農産物加工による健康食品産業の組織化 ③ミシマサイコを中心とする薬草類の研究が本格的に始まった。 農業に対する他部門からの力強い応援体制 沖縄県のような小規模な経済構造の農業 粗生産額は約1千億 大消費地に遠く、 端境期出荷や特殊な作物の栽培 地価・労賃の高い →高品質で消費者の求める安全な農産物生産 「生産から加工にいたるまで 総合的な創意工夫と多くの努力を傾注して、 複雑でかつ高度な農業を構築」 分析 農業粗生産額の推移 農業の方向性 (1)農業振興の基本的視点 (2)研究開発型農業の特徴 (3)事例;イスラエルの農業 解決すべき自然制約と対策 (1)台風対策 (2)干ばつ対策 作物の歴史的変遷 沖縄農業の大きな変化 第1の波 1900年代のごく初期に 甘藷が約15年間の短期間に 1万ヘクタ-ルから3万ヘクタ-ル以上になったこと 第2の波 1960年代初期 サトウキビが短期間に 1万ヘクタ-ルから3万ヘクタ-ル以上になった。 第1の波の大きな要因は、1881(明治4年)年に、 明治政府が沖縄県農事試験場を設立し、 甘藷を台湾から導入し、品種を選定した。 1903年 県は、多収穫品種の苗を配付して増殖させた。 1899年沖縄県土地整理法が施行された。 1903年は、土地整理事業が完了し、 これまで土地が公有であったものから 私有になるという大きな社会制度の変化が起こっている。 土地の所有権の確定は、農民の生産意欲を 向上させる大きな契機となった。 社会制度の変化と新技術の普及が ほぼ同じ時期におこったことが、 甘藷の急激な増加という大きな農業の変化の原動力となった。 1957年NCOー310が、奨励品種として決定された。 1963年に約6ヶ月間に及ぶ干ばつが発生 NCOー310の干ばつにたいする抵抗性 が強いことに農家が注目した。 キューバ危機による砂糖の国際相場の急騰で、生産量が急増した。 広く普及する可能性のある作物の具備すべき条件 ①生産物が消費者のニーズに合うこと ②農業者の生活向上に役たつこと ③栽培が容易であること ④種苗の増殖が容易であること ⑤県内で独占的に種苗の確保が可能であること 研究開発型農業 なにを研究するかというテーマの設定 意欲的で有能な研究者の確保 必要な施設や備品の整備と研究者の能力を 効率的に発揮させうる研究管理者 イスラエルを研究開発型農業として位置づけている。 農業組織 キブツ モシャブ 温帯果樹の生産 低温処理をして栽培 コンピュータの管理による節水型の点滴灌漑システム 沖縄の自然的制約 台風対策技術の確立 干ばつ対策 伊江島の急速な農業生産の伸びは、雨水の確保とその活用にある。 1980年 14万トン 溜池 9ヶ所 1995年 43万トン 43ヶ所 2004年 あと9ヶ所を増やし、 36万トンの貯水が計画されている。
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