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コーンウォール 妖精とアーサー王伝説の図
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京書籍 |
発売年月日 | 1997/11/07 |
JAN | 9784487753154 |
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コーンウォール
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「コーンウォール〜妖精とアーサー王伝説の国〜」 井村君江著(1932年-) 1997年刊行 (日本の英文学者・比較文学者、ケルト・ファンタジー文学研究家、明星大学名誉教授、フェアリー協会会長、イギリス・フォークロア学会終身会員、等) 先に「潜水鐘に乗って」(ルーシー・ウッド著...
「コーンウォール〜妖精とアーサー王伝説の国〜」 井村君江著(1932年-) 1997年刊行 (日本の英文学者・比較文学者、ケルト・ファンタジー文学研究家、明星大学名誉教授、フェアリー協会会長、イギリス・フォークロア学会終身会員、等) 先に「潜水鐘に乗って」(ルーシー・ウッド著 木下淳子訳 短編集)の表題作を読み、世界観をより感じたくなって図書館よりお借りしました。 著者の井村君江さんは、ご主人のローラ氏が暮らしていたコーンウォール、息子夫婦の住むロンドン、東京と三重生活をされていたそうです。 コーンウォールは、円形列石などの古代の遺跡が多く、たくさんの妖精(ピスキー)、人魚、巨人などの伝説が今に生きている地方。(絵入りの魅力的な妖精に関する小冊子が毎年出ている。写真あり。) 第二章では、地名の語源などが紹介されていて、ケルティック・ブリトンの”Corneu”と、アングロ・サクソン語の”weak has”との混成語で、「岬の人の国」や「岬の外国人」というような意味になり、五世紀にはこの半島にもケルト民族が広がっていたことがわかる。また、モン・サン・ミシェルに似た、セント・マイケルズ・マウントは古くからケルトの僧侶の聖なる場所でもあり、多くの巡礼者が海を渡ってきたとあります。 第三章の「コーンウォールの妖精たち」では、親切なピクシー/妖精の子スキリーウィデン/ノッカーと怠け者バーカーの膝/欲ばり爺さんと妖精の祭り/チェリーと妖精の塗り薬/セリナが原の妖精の棲 といった妖精の物語が紹介されています。 「さまざまな石の遺跡」では、伝説を伴った石像などが紹介されています。(写真もあります。) 穴あき石/文字刻み石/列石九人の乙女と笛吹き/回廊式地下横穴/ランニョンの石舞台/ゼノアの石舞台/積み重ね石 第四章でケルトの祭り「ゴーゼス・ケルノー」でアーサー王を呼び平和を願ったり、聖者にまつわる興味深い挿話がたくさん伝わっていたり、第五章でアーサー王伝説について書かれています。 第六章では「たのしい川べ」(ヒキガエルの冒険)の作家ケネス・グレアム(以下は私は馴染みがありませんが、汗)、アーサー・トマス・クゥイラクーチ、「レベッカ」の作者ダフネ・デュ・モーリア、「緑の館」のW.H.ハドソン、「ルネッサンス」のウォルター・ペイターなどが訪れたりしています。 また、芸術家のバーバラ・ヘップワースや、意外なところでは、日本と関係の深い陶芸家のバーナード・リーチ氏の窯も紹介されています。 第七章「コーンウォールと作家たち」では、ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」「波」、キャサリン・マンスフィールド、トマス・ハーディなどが紹介されています。 コーンウォールは、ケルト民族、多くの石の遺跡、この地にまつわる妖精のお話がたくさんあり、そして多くの作家や芸術家たちが魅了された土地なんですね。 この本を読んで、コーンウォールのことがよくわかりました。(少し前の著書ですが、写真も数点掲載されていて参考になりますよ。) この地に伝説が数多く残っていて、また新しい作品も生まれている理由もわかった気がします。 ありがとうございました。
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「妖精」「コーンウォール」のタイトルにつられて買った本。井村さんだし。 芸がないのですが、データベースにあった『英国版「遠野物語」』。というのが一番しっくりきます。個人的に楽しかった項目は、コーンウォールの食事でした……。
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