原色小倉百人一首 古典短歌の精髄をカラーで再現

鈴木日出男(著者), 山口慎一(著者), 依田泰(著者)

• 販売会社／発売会社: 文英堂/
• 発売年月日: 1997/12/20
• JAN: 9784578100645

商品レビュー

2017/07/28

【小池博明先生】
日本の古典の最高峰はなんといっても『源氏物語』です。しかし、『源氏物語』は正直言って難しい。専門家でもないのに原文を読み味わうことは、かなり困難です。それに比べて『小倉百人一首』（通称『百人一首』）は、なにしろ和歌なので、1首1首は短いし、注釈書や関連本もたくさん出ています。『源氏物語』の原文を読んだことがなくても、『百人一首』の歌を読んだことがある人はたくさんいるでしょう。最近では、マンガや映画にも取り上げられて話題になりました。中学のときに暗記させられた人も多いようです。
　長い夏休みに、100首をじっくり読み味わって、お気に入りの歌を覚えてみたらいかがでしょうか？

2016/05/04

中学生のとき、学校で配られて、国語の学習の中で覚えるために読んでいた本。
当時は文体の難しさにイヤイヤ読んでいたような本ですが、時が経ち、今読んでみると、自然の美しさや悲しい恋の結末にキュンとします♡
今は好きで好きでしかたなく、何度も繰り返し読んでいます。

2013/12/17

☆3.5
「君がため 春の野に出でて 若菜つむ
わが衣手に 雪は降りつつ」
光孝天皇

「風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
みそぎぞ夏の しるしなりける」
従二位家隆

惚れた腫れたもわかるけど、情景が浮かぶこの二首が好き。