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証券アナリストのための企業分析 第2版 定量・定性分析と投資価値評価
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社/ |
発売年月日 | 1997/07/03 |
JAN | 9784492711071 |
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証券アナリストのための企業分析 第2版
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もうかれこれ20年ほど前になりますが証券システムのSEをやっていた時に証券アナリストの資格試験の勉強を始めました。その際の標準テキストであったものを出来心で再読したものです。 内容は、証券アナリストとしての業務内容・具体的な分析事例などを概観するものです。いわゆる財務分析のさわり等も掲載されており、経営管理的な観点に興味がある方には参考になるかもしれません。 書きぶりに時代を感じる箇所が多々ありますが、証券アナリストという職業についての自己定義に呻吟しているなあ、との印象を受けました。 証券アナリストっていうのは、本来的には中長期的な企業価値分析が本分でありながら、評価の大部分は中短期的な株式マーケットの上げ下げの予想に対する的中にかかっていることを筆者たちも感じているのだと思います。 ゆえに、ランダムウォーク理論が人口に膾炙する昨今、一層証券アナリストの本分・役割とは何かと彼ら自身が自問自答し苦しみそうな気がしました。立派な分析をしても、マーケットがその通りに動かなければ評価されない可能性が高いかもしれません。その点では証券アナリストはセルサイドで働くとなかなか大変そうだなと今更ながら感じました(そういえばアナリストランキングってのがありましたが、結局何のランキングなのかは寡聞にして存じません。。。)。 ・・・ 他方で、実は本書で書かれている証券アナリストの業務というのは、実はごく一般的であるとも感じました。彼らがやっているのはとどのつまりはKPIや業績評価の査定と同じなのでは、と。 定量的に昨年と比べてちゃんと伸びたか、ベンチマーキングした企業と比較してどうか。また定性的にはマーケットでの製品反応はどうか、とか、従業員の満足度はどうかとか。で結果としてはイマイチか、まずまずか、ナイスなのか。 このように考えればその職務の内容は実はイメージしやすいかも、と思いました ・・・ 簡単な数式が幾つか出てきますが、そうした知識がなくても簡単に読める本です。会計ルールも古く(時価会計導入前!)時代を感じさせますが、証券アナリストが何たるかの概要を理解するには悪くない本かと思います。 大学生が企業説明会に赴いたら、一線を退いた引退前のおじさんが出てきて業務説明を受けた、という印象が率直なところです。同タイトルで版数を重ねているようですので、今から手に取る方は最新版を購入されるのがよろしいかと思います。
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証券アナリストの心構えや分析手法について大枠を解説している本。1997年。日本証券アナリスト協会が編集している本であり、内容は、アナリストたるものはどうこう、といったことから始まり、財務諸表の読み方までを紹介する。ただし、詳細な証券分析手法は別の本に譲っている。広い範囲をカバーし...
証券アナリストの心構えや分析手法について大枠を解説している本。1997年。日本証券アナリスト協会が編集している本であり、内容は、アナリストたるものはどうこう、といったことから始まり、財務諸表の読み方までを紹介する。ただし、詳細な証券分析手法は別の本に譲っている。広い範囲をカバーしている本であり、資格の取得を目指す、もしくは、投資の勉強をしている方にはお勧めの一冊。 社会情勢から企業分析まで理解、解釈し、企業成績を予測する仕事であるが、昨今の経済情勢をみると予想が外れることのほうがはるかに多く、アナリストの仕事がなされているとはいえない。そもそも企業会計から需要予測も含め不確定要素が多く、今後の傾向すら推測することは非常に難しい。数々の経済モデルも一次式で表されるものが多いが、世の中はそれほど単純にはできていない。予想や推測も大切であるが、事業を起こして社会貢献するのも良いのではないだろうか。
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