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ラバウル烈風空戦録(15) 逆攻篇 C・NOVELS
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ラバウル烈風空戦録(15) 逆攻篇 C・NOVELS

川又千秋(著者)

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ラバウル烈風空戦録(15) 逆攻篇 C・NOVELS

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社
発売年月日 1997/06/25
JAN 9784125003955

ラバウル烈風空戦録(15)

¥220

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2010/02/12

史実とは異なる展開を辿った太平洋戦争を、 年老いた元撃墜王の回想録という形式で描いたSF戦記。 ただ、SFとはいえ、 時代背景や国家間の関係、戦闘機や戦艦、地形など、 実際の歴史に則した部分も多々あるので、 ただの読み物としてだけでなく、 歴史本として読むこともできると思う。 ...

史実とは異なる展開を辿った太平洋戦争を、 年老いた元撃墜王の回想録という形式で描いたSF戦記。 ただ、SFとはいえ、 時代背景や国家間の関係、戦闘機や戦艦、地形など、 実際の歴史に則した部分も多々あるので、 ただの読み物としてだけでなく、 歴史本として読むこともできると思う。 数々の若い命が、 瞬きをするに等しいあっけなさで消えていく。 でもそれは彼らにとっては当たり前の日常であるどころか、 戦闘機搭乗員である彼らの運命であり名誉でもある。 らしい。 確かに戦時中は、「お国のため」という言葉で すべてが片付けられていただろうし、 そういう教育が施されていたのだから、 当然といえば当然かもしれない。 でも、仲間が戦死した時には泣きに泣き、 上官を守るために身を挺して盾になったり、 抵抗不能になった敵機を撃墜することを躊躇したり、 そういった人間らしい感情が、 失われていないことにホッとした。 そして、そんな若者を、 ただの使い捨ての駒のように死なせていった軍司令部、 いや、時代というものに、静かな怒りを感じた。 何をどうしようと、この戦争には負けていただろう。 でももし。 この戦争で亡くなった、 男気溢れる、優秀な方たちが生きていたら。 現代の日本は、今とは少し違うものになっていたんじゃないか、 なんてことまで考えてしまう。 歴史に「もし」はありえない。 作者が本編中で何度も使ってる言葉だが、 それでも考えずにはいられない。 ☆☆☆★ ホシ3.5つ -------------------------------------------------------------------------------------- ◎15巻まで出版されているが、未完。  個人的には10巻までが勢いもあるし、面白く読めると思う。 ◎『翼に日の丸』という作品で再編、加筆し完結したらしい。

Posted by ブクログ

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