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勝利なき戦い(下) 朝鮮戦争 1950-1953
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勝利なき戦い(下) 朝鮮戦争 1950-1953

ジョン・トーランド(著者), 千早正隆(訳者)

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勝利なき戦い(下) 朝鮮戦争 1950-1953

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光人社
発売年月日 1997/07/10
JAN 9784769808114

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2013/09/24

長津湖脱出からリッジウェイの登場、マッカーサーの解任、 そして長い和平交渉を経て休戦、捕虜の送還に至るまでを描く。 非常に多面的な視点から事柄を紹介しており面白い。 ウォーカー中将の事故死や リッジウェイの回想とマッカーサーとのやりとり、 トルーマンの苛立ちは言うに及ばず、和平...

長津湖脱出からリッジウェイの登場、マッカーサーの解任、 そして長い和平交渉を経て休戦、捕虜の送還に至るまでを描く。 非常に多面的な視点から事柄を紹介しており面白い。 ウォーカー中将の事故死や リッジウェイの回想とマッカーサーとのやりとり、 トルーマンの苛立ちは言うに及ばず、和平交渉の仔細や、 李承晩の半島統一に対する激烈な熱意から来た 捕虜解放という造反、国連軍捕虜の人間個人としての戦い、 休戦のその時間を第一線で迎えた兵のやるせない思いなど、 極めて興味深かった。 中でも彭徳懐の回想からは共産中国が北朝鮮に対して今も見せる 「血の友愛関係」が明示されており、 現代への連続性を否が応でも感じさせる。 強いてあげるのであれば、和平交渉がスターリンの死によって 大きく転換したことはよく言われることであるが、 逆に存命中に交渉に対して挟まれたソ連側の意向、 果たした役割をもう少し詳しく知れるとよかった。

Posted by ブクログ

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