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南京の真実
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南京の真実

ジョンラーベ(著者), エルヴィンヴィッケルト(編者), 平野卿子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1997/10/09
JAN 9784062088664

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商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2017/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1995年に発見されたドイツ人商人の南京事件時の同所滞在日記を抜粋し、現実に見聞した南京事件の実像を明らかにしようとしたもの。  ア○○ンのレビューでは誤訳があるとのことで、誤訳に関しては論評不可能。しかし、どこがどのように誤訳なのかが開陳されず、それ自体の信憑性も影が流布するかのごとくである。  また、その点をひとまず置くとして、日記という形態を考えた場合は、本書の価値は色あせない。まず、記述内容が客観的な数字と合わないことは、日記の価値を損なうものではない。むしろ、他の資料の突合せのないまま記述内容が保存されていること、第三者への公開を予定していないことがわかり、虚飾のないことがわかるのだ。  そもそも、日記の価値は、そのような客観的な数字ではない。  日記は、見聞した事実を記憶が風化する前に具体的に記述していることに価値があり(逆に言えば、それしか価値がない。)、本書では、余りにも生々しい現場の様子が伝わってくるのだ。  しかも、複数日類似の様子が続いていること、中国側に不利な記載内容もある(いわゆる従軍慰安婦的な描写において、強制がなかったとも読める部分もある。)、ドイツ人商人(いわゆる死の商人の可能性もある)であることは、中国に有利な内容を記録する必然性に乏しいことも、考慮すべきだろう。

Posted by ブクログ

2014/02/19

南京で日本軍は虐殺、強姦、略奪を行なった。 ラーべ含め、数人の外国人は南京に残り、中国人を守った。 崇高な精神は民族や国境を超える。 ラーべはまた、日本軍の残虐な一面を見ながらも、日本人の資質とは考えず、状況によっては誰でも犯す可能性のある過ちと見ていた。 日本人はもっとラーべを...

南京で日本軍は虐殺、強姦、略奪を行なった。 ラーべ含め、数人の外国人は南京に残り、中国人を守った。 崇高な精神は民族や国境を超える。 ラーべはまた、日本軍の残虐な一面を見ながらも、日本人の資質とは考えず、状況によっては誰でも犯す可能性のある過ちと見ていた。 日本人はもっとラーべを知り、学んだら良いと思う。日本軍の暴走から中国人を守ったラーべは、ある意味日本にとっても恩人なのだから。

Posted by ブクログ

2010/11/09

1937年の南京で働いていて、そこにいた人たち(中国人一般市民)を守ろうとした外国人の手記。 オスカー・シンドラーや杉原千畝みたいなのを想像していたら規模が違った。 首都まるごとって、えぇ!? アジアとヨーロッパの格差とか弱ってる中国とかもろもろがあってのこととはいえ、なんだこれ...

1937年の南京で働いていて、そこにいた人たち(中国人一般市民)を守ろうとした外国人の手記。 オスカー・シンドラーや杉原千畝みたいなのを想像していたら規模が違った。 首都まるごとって、えぇ!? アジアとヨーロッパの格差とか弱ってる中国とかもろもろがあってのこととはいえ、なんだこれは。他の舞台じゃ考えにくい。 なのに出来事自体は普遍的な要素だらけだ。 ジョン・ラーベは普通の人。並外れた有能さや責任感はあるけれど、やっぱり普通の人。 イラついて悪態をついたり、でもちょっと良くされてすぐに機嫌を直したり、アホな冗談で場を和ませたり、最後のほうはすっかり疲れて参っている。 聖人でも超人でもない、人権感覚がすぐれているわけでもない。 ただ目の前にいる人が虐殺されてたらそりゃ嫌だよねという当たり前の感覚を持った、ただの普通の人。 その嫌だって気持ちをそのまんま行動に移す素直さは「ふつう」の枠ではないけれど。 だから、これは南京大虐殺の記録ではあるけれど、ジョン・ラーベという立場から見た南京の記録だ。 それ以前の国際関係の分析や、逃げられない貧民や他国(たとえば連合国側)の外国人や日本軍の感想ではない。そこがいい。 元々の文書は私的なもので、この人は1950年には死んでいるから今の感覚に合わせて書き直すってことができなかった(はず)。 しかも普通のヨーロッパ人でドイツ人でナチ党員だから、その立場の素朴な感想がそのまま書かれている。 ユダヤ人め金儲けばっかしやがってとか書いちゃう一方で、友人がユダヤ系ゆえの苦労を話すのを聞けば「気の毒に」と同情する。でもナチスを疑ったりはしない。 「ここアジアではヨーロッパでは考えられないような野蛮な行いがまかり通っているけれど我らの正しき総統がなんとかしてくれる!」と無邪気に信じている。 解説の通り「この残虐行為は日本軍が野蛮だから」と片付けはしない。中国も日本もひとくくりに「アジア」という異物として描かれる。 2010年にこれを読んだ私は、ここに書かれた残虐行為のほとんどがドイツ人やロシア人やイギリス人やフランス人やアメリカ人のしたこと(この後すること)とそっくりだと知っている。 だから、南京の、あるいはアジアの「固有の酷さ」が描かれるほどに、人類の残虐が浮き彫りになる。 この人は38年の2月いっぱいで南京を離れるんだけど、このあとどうなったんだろう。 南京のその後もだけど、この人のその後が知りたい。 こんなひどいときを精一杯すごして、自分とは切り離したアジアの野蛮として割り切って「素晴らしい祖国」に希望を逃がしてがんばったのに、帰った祖国は自分が許せないと思った酷すぎる行為とほとんど同種の残虐行為をしてましたなんて。 信じた祖国の行為を知った後、どうやって生きのびたんだろう。 本当は、私は日本人だからこの本を南京大虐殺として読むべきだけど、ジェノサイドとして、そしてジョン・ラーベの物語として読んでしまった。

Posted by ブクログ

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