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4.3
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失踪した女の謎を追っ…
失踪した女の謎を追ってイギリスへ戻ったハリーの前に立ちふさがる壁。
文庫OFF
以前に『リオノーラの肖像』を読んで、これはすごい作家だと思った。輻輳するプロットと重厚な雰囲気がゴシック・ロマンという言葉になんて似つかわしいんだと思ったものである。ところが、今回のこの作品、面白いんだけど少々平板なような気がした。『リオノーラの肖像』が変化球のオンパレードだとす...
以前に『リオノーラの肖像』を読んで、これはすごい作家だと思った。輻輳するプロットと重厚な雰囲気がゴシック・ロマンという言葉になんて似つかわしいんだと思ったものである。ところが、今回のこの作品、面白いんだけど少々平板なような気がした。『リオノーラの肖像』が変化球のオンパレードだとすると、こちらはかなり直球勝負なのだ。下巻の背表紙にゴシック・ロマンとあるのはちょっと当たらない、どちらかというとハード・ボイルドになるのだろう。とするとどうか?ハードボイルドとしては少々詰め込みすぎかもしれない。で、結果としてはこのプロットからすると長すぎるのかもしれない。ただ、ぼくの場合、読み始める前に『リオノーラの肖像』みたいなものを期待してしまったからこの感想なのであろうな。先入観をもって読んではいけないということか。
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後半、真相が見え隠れしてくるとどうにも止まりませんね、ページをめくる手が。 「千尋の闇」もそうだったけど、ゴダードの作品って皆こうだったら凄いな。
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