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犯罪学入門 殺人・賄賂・非行 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1997/07/20 |
JAN | 9784061493650 |
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犯罪学入門
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出版年が出版年なので ある程度日本の法律は変わっている、 と信じたいところですが期待はできませんね… 特に累犯の人たちの処遇に関しては 必読で、ごく軽微な犯罪ですら 実刑になってしまうのです。 この本の例のようなもので。 結局はそれは何のためにもならない気がするのです。 より一層社会から遠ざかっていく。 そして犯罪者のレッテルはより一層 濃くなってしまう… ただし例外的な刑罰というのもあります。 クソ身内が起こした生々しい事件の例。 これに関しては「もう不可抗力」としか 言えません。 逃れる方法がそれでしかないのです。 罪に問えましょうか? 逃げられない状態で。 裁判員制度ができたけれども 件の組織もあるからいろいろとね… 難しいのぉ。
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専門家が専門分野をわかりやすく解説した、古く良き新書って感じの新書。 けっこう昔に書かれた本だけど、未来予測がかなり当たっていて、先見の明に驚く。 専門家が、専門知識に基づいて、正しく考えたら、あまり間違えることってないのだろうなあ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「犯罪」というと、どういった刑罰が課されるべきか、や刑法理論に基づく話ばかりしそうであるが、この本ではそういう話はあまりない。心理学や司法制度、監獄での処遇のあり方などについて深く触れられている。 思うのは、やはり被害者と犯罪者の社会復帰であろう。日本はまず被害者は爪弾きにあうのだ。だれが犯人でどういう刑を受けたかを受けたまで知られるし、死刑執行のところまで立ち会うことができる。またアメリカの検察や裁判官は選挙で選ばれるなど、民主的正統性を持たせている。陪審制度や参審制度も同様に行われる。日本の裁判官は中央の人事にのみ関心を払う制度なっている。もちろん最高裁判所裁判官国民審査はあるが、正直機能しているとはいえない。 また受刑者の高齢化も著しいし、釈放されても親族が引き取らないと再犯の可能性が高くなる。そしてまた入所する・・の繰り返しだ。そして社会復帰の可能性が低くなる。 どう表現しようとも、日本の犯罪に対する処遇は再考の余地があるとしか言えない。可視化や刑場の公開は行われたが、これからどうなっていくのだろうか。
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